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情報系大卒が公務員試験と民間就職を両立した話

お疲れ様です。この度無事内々定を頂き、就職活動に終止符を打つことができましたので、これから就活を始める方に役立てばと思い、備忘録もかねてまとめます。特に、公務員試験と民間就活を並行で行う人には参考になればと思います。文章素人なので、読みづらい部分は多々あると思います。許して(><)

「就活の軸」というやつ

私は就活全体を通じて、以下の2つの軸をもって企業選びをしてました。ただ最初から決めてたのではなくて、面接を重ねていく中でぼんやりしていたものが見えてきたという感じです。なんとなく軸を持っておくと、業界が絞れたり、今の自分に足りないものが見えていい感じがする。

1.IT関係の業種
まず、曲がりなりにも情報学を学んでいたので、コーディングやマシンに興味があり、最初はIT全般を見ていたんですが、IT関係ない会社でも、近年のデジタル化で情シスの募集が拡大しているので、大手の内省化システムや発注側としてもいくつか企業を絞りました。例えば私は、出版に興味があったので、そこのSEに申し込んだりしました。

2.課題解決型の職種
これは抽象的で、1にもつながるんですけど、自分の中で社会課題を解決して効率化ゴリゴリやりたいという願望があり、それができるSIerとかコンサルとかを中心に受けることが多かったのかなーと。

(3.福利厚生)
これは当たり前ですが、待遇は大事ね。本当に。年収高いところ片っ端から受けよう。

受けた業界

就活軸に沿っていろいろ探しました。公務員第一志望で、滑り止めで民間を抑えるという感じで就活しました。力の入れ具合としては時期によるが、民間:試験 = 4:6ぐらい?

・公務員
安定、ね。試験むずすぎる

・コンサル
年収がたけぇ。激務だけど気にならないからいいかな。最近人気だし、地頭良くないと入れないからきつい

・ITコンサル
正直最後までITコンサルとSlerの違いわからんかったけど、自分はITやりたかったので、第一志望群はここだった。この中でも金融系、行政系、小売系とかいろいろ種類があって、自分は行政やりたかったこともあり、行政案件を所管してるところを中心に受けました。

・情報システム部
社内システムの開発とか発注とかをやる人ら。大手なら良さそうだけど、規模が小さいとできることが限られそうだった。自分の興味ある分野だといいかも

3年次5月:就職開始

5月はTOEIC一本でインターンの申し込み忘れてた

実際に私が就職活動を意識し始めたのは、5月。学生は、大学3年の時期から頻繁に実習やインターンに参加することが多いと思いますが、例にもれず私も同様で、同期がエンジニア系のインターンシップを始めたことで、「自分も何かやらなきゃ」というような危機感を感じたことがきっかけです。

IT系志望の場合は、実務経験がかなり求められるので、この時点でインターンをやる気がなかった私は、少し出遅れた感が否めず。実際SEになるのなら技術力あった方がいいと思いますが、本質はそこではなく、”チーム活動”耐性があるか見られてるんじゃないかなーという感じがしました。実際に働く時に会話できなかったらさすがに困るじゃないですか、ベンチャー即戦力!!若手から裁量権!!とかじゃなければそこまで差はつかないかなと。。。(web系は無理)

まあ、今から実務インターンいっても技術オタクには到底かなわんなあというのを感じており、自分のなりたいものって何だろうと思って考えたら国家公務員ってなんかすごそうだから目指そうかな、勉強好きだしってことで、とりあえず10月の「国家公務員試験総合職 教養区分」を目標に決めました。公務員試験対策については別にまとめるので、割愛。

そこから英語加点があったし就活にも使えるので、5/29のTOEICに2週間全力投球して、6月から本腰を入れました。

3年次6月~10月:短期インターン

教養区分の勉強:就活=7:3くらい
勉強漬けというわけでなく、週1くらいは遊んでたので、落ちました。でもここで教養勉強したおかげで直前期は専門に集中できました

インターン開始がこの時期らしい。ちなみに大手官庁は5月にはもう締め切ってました。気をつけよう。
実際、教養区分の対策を中心に夏休みを溶かしていました。でも、民間も進めないと不安なので、夏の短期インターンシップにはSE職で3社参加しました。大学受験の経験から無暗に有名どころを受けるべきじゃないという考えだった私は、適当なところに数社行ったが、公務員試験を言い訳にしてあまり就活に力を入れなかったのは両刀就活の良くないところだなあと思った。この時期から大手は専攻が始まるし、内定が早めに出る企業はインターンは頑張った方がいい気がする。

3年次10月~12月:モチベ低下

授業取りすぎたし、必修も落とした。試験勉強もほとんど手漬けられませんでした。11月に基本情報技術者取ったので、その勉強はしていて、知識はかなり活きた。

秋学期の講義で死んでいました。授業終わったら就活しようと思って…あとなぜかバイト詰め込んでた。
でも結構ありがちなパターンらしく、私は典型的な就活生になってやる気を失ってたわけですね。今思えば、内定出た後(なう)かなり暇になるんで、ここで単位を取り切る必要性は無かったかなあ。
外資とかベンチャーとかだと、この時期から内々定が出始めるので、就活を終わらせてる人もちらほら。焦る私(2回目)。

3年次1月:エージェント活用

年末に家族に詰められて焦った。ESと自己分析がめちゃくちゃ時間取られて、ほとんど勉強できなかった。この時期は公務員:民間=3:7くらい

年末からいくつか初めてはいたものの、本格的に始める気がなかなか起きず…「どうせ公務員志望だからいいか~」と思いつつ、やる気が出ない状態でくすぶっていたところ、1月あたりに同期が某コンサルティングファームへの内定を獲得して、非常に焦り本格的に就活を始めました。

自分を律することができない怠惰人間だった私は、就活エージェントの予定を入れて強制的に就活する環境を作ろうと思って20社くらいのサイトに登録、面談を繰り返してました。エージェントを活用することで、自己分析のやり方が見えてきたり、面接で話す練習もできるようになり、面接はもちろん、官庁訪問でも活きたと思います。自分一人で行き詰っていても、他人と会話すると思考が整理できたりするというのは非常に感じました。あと、内省する時間は能動的に作らないと、後で取っ散らかっちゃうなあというのは大きな気づきでした。

なんやかんやで、自己分析が終われば、あとはES書いて面接するだけなんでEASYですね。IT企業は選考が早いので、年明けには本専攻が始まるんですよね。ほんとに情報戦なので、いろいろな場所から情報をゲットできたのはでかかったですね。

3年次2月:鬼面接時期

めっちゃ面接してたし、バイトもしてたが、授業がない上に、なぜか忙しくなればなるほど勉強もはかどるという謎現象により公務員と民間を両立してた。公務員:民間=4:6くらい。この時期には自己分析も固まってきて、「こう聞かれたらこう答える」というような想定がすぐできるようになっていたのも、面接対策がいらないという意味でよかったかも。

幸か不幸か、エントリーシートは9割くらい通過したので、面接が無限にでき、多い日だと一日に4回面接したりしました。IT企業中心というのもあり、対面の面接はゼロ。すべてオンラインでした。最初の方は緊張しなかったんですが、内定がかかった最終面接とかだとめずらしくガチガチに緊張しました。といっても面接=会話力+話す内容だと思っているので、初対面の人と話すことが苦でなかった私は、自己分析をめちゃくちゃしたので苦労しなかったです。

そういうのもあって、結果的に一次面接で落ちることは少なかったのですが、自分と親和性が低い分野(医療とか)はマジで縁がなかったので、自分の興味を持って語れる分野に結局は偏っていくなという知見を得ました。
私は、大体持ち駒を5社くらいにして、一つ死んだら一社補充って感じでやってたので、いくつも受けて忙しすぎて面接の予定飛ばすとかは無かったし、試験勉強もいろいろできたと思う。

あと、コンサルは「ケース面接」と「フェルミ推定」とかいう地頭?を問うという言論があるので、それの対策が必要です。「私は東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」で対策しました。これは、公務員試験の政策論文を書く時の参考にもなったので、一度見ておくのはいいかも。

3年次3月:内定獲得

面接時間以外は勉強してた。公務員:民間=8:2くらい

この時期だと最終面接が多くなり、内定直結の面接が多かったです。最終面接だと、意思確認だけの場合が多いと思うのですが、私の受けたところはそんなこともなく、結果的には2/7くらいの勝率でした。なんで気を引き締めた方がいいです。シンプレクス、BTC、アクセンチュア、future、Yahoo、楽天、ウルシステムズで最終選考まで行ったのですが、結果的に内定を得たのは最初の2つのみで、やはり大手の壁は分厚いなと感じました。ほんまにこの面接で何を見てるんや、というような面接もあり、面接官との相性次第だなあと思います。

しかし、実際に内定が出た企業は、最初の面接から波長が合い、自分のやりたいこともできるといった感じで、無理しても結果はついてこないのだなと、ここは人事の方々の力量を感じた場面でもありました。
少し満足いかない部分もあり、これ以降も民間就活は(一応)続けてはいたのですが、公務員試験の方にだんだんとシフトしていき、「試験勉強しながら民間抑えてるだけで偉い」という気持ちになり、結果的に就活に身が入らなかった感じです。しかし、試験勉強の良い息抜きになったと思います。

最後に

なんか書いてたら長くなっちゃったので、自己満足noteになって申し訳ない。文才を磨きます。こう振り返ると、就活はマジで情報戦だと感じます。隠れ優良企業とか、気づいたら締め切り過ぎてるとか、アンテナ高く張る必要があります。おすすめはTwitterで就活界隈のアカウント見ることですかね、あそこマウント合戦なので、見てて楽しいですし、息抜きになります。

就活全体を通して言えることですが、自尊心を高く持つことが重要だと思います。私は「なんで俺が採用されないんだ」ぐらいのマインドで挑んでいたので、逆に就活を楽しめたのかなと思います。長丁場で、結構メンタルにもクると思うので、折れそうだったら無理せず、そこで甘んじてもいいかなと思います、転職できるし最近は。

ということで、何か相談があったらtwitterでもどこでも聞いてください応えます。半年を通じて、非常に楽しかった就職活動でした。

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