新人が辞めました

こんにちは。@若造です。
今日は悲しいお知らせ

今年4月にうちの部署に入ってきてくれた新卒さん3名のうち、2名が5月中に辞めました。

ガビーン...

1人は「イメージしていたものと違った」という理由。もう1人は「新しいことを次々と覚えなければいけない環境が精神的に辛い」という理由でした。私が聞き出した話ではないので実際のところは分かりませんが...

正直人手がなくカツカツで、猫の手も借りたい状態だったので新卒さんに期待していたのですが
まだ右も左も分からない不安な状態で我々が期待を寄せすぎてしまったことが新卒さんにとってプレッシャーになってしまったのかなと思います。

中には「本人のやる気が足りなかった」とか「初めからやりたくなかったんじゃない?」なんて声も上がりましたが、それにしても約1ヶ月で新卒2名も辞めるなんて異常です。

これを課題として今後の対処法を考えるべきでは...そうじゃないとまた来年、その次の年も同じようなことが起きるんじゃないかと私個人は思っていますが現状そのような話にはなっていません。

辞めてしまった子の1人は仕事中毎日泣いていました。先輩から注意されては涙を流し、時にはそろそろ新しいことに挑戦してみないか?と話を持ちかけるだけで泣いていました。

彼女の言い分は「毎日上手くできなくて辛い。何をやったらいいのか分からない。やれるようになりたくてもできない。」

私も新卒を経験した身として彼女の言い分は痛いほどよく分かります。私も新卒の頃は「出来ない。自信がない。私なんていても迷惑だ。向いてない。」の連続でした。毎日とても辛かった(汗)

でもやれるようになりたいなら、上手く出来なくてもやるしかない。とにかく経験を積むしかない。そう考えて毎日試行錯誤していた記憶があります。

そんなことを思い返して、「上手にできなくてもどんどん挑戦しないとやれるようにはならない。もしできるようになりたいと思うなら沢山挑戦してみたらいいよ。」と彼女へ話しましたがその後も彼女は涙を流すばかりで新しいことをやってみないかと持ちかけても「出来ません」と言うだけでした。

もしかして彼女は初めから上手にできないと嫌になってしまうのかな。経験よりも本を沢山読んだりネットで検索したり知識を深めてから挑戦したい派...?なんて考えたりもしましたがこれは私の推測にすぎません。

彼女がどうしたいのかずっと分からないまま。私たちも常に人手は少ないので覚えて欲しいことは沢山ありました。しかしそんな私たちの様子も彼女を焦らせていたのかもしれません。

ある日の朝、同僚が彼女へ「おはよう」と挨拶すると彼女はボロボロと泣き始めました。彼女のプレッシャー、ストレス、色々なものがピークに達した瞬間でした。

翌日から彼女は来なくなり、そのまま辞めてしまいました。

今思えば、私も忙しさにかまけてあまり目をかけてあげられなかったなと思います。良かれと思って使っていた「頑張ろう」「やってみよう」「できることを増やしていこう」などの言葉が知らず知らずのうちに彼女を傷つけていたのかなと思います。

私は何事もとにかく経験!出来なくてもまずやってみよう!失敗の先に学ぶものがある!という超ポジティブ人間で、これまでも「新卒さんはまず色々やってみたらいいよ!」と声をかけていましたが、いつの間にか自分の考えを押し付けてしまっていたのかも...と反省です。

人には自分のペースがあって、成長が早い子もいれば遅い子もいて、中には途中スランプに陥る時もあって同じ新卒さんだとしても伸び方は人それぞれです。

自分が新卒の時も「新卒は新卒で足並みを揃えなければいけない」といった風潮が気持ちを焦らせていて辛かった。同期に遅れをとってはいけないと必死についていった記憶があります。

もちろんそれでついて来れる子もいれば、今回のように辞めてしまう子もいます。人手が少ない少ないと言いながら辞めてしまっては元も子もないのです。

しかし、厳しい話をすると新しいことを覚えずに周りが忙しくしている中で1人のんびりと過ごし同じお給料という訳にもいきません。

お金をもらっているならばプロとして働く義務があるという意見もあります。ごもっともだと思います。

すごく難しいですよね...

今回の件は新人教育の難しさ、奥深さなどなど色々と考えさせられました。新人教育はしなければならない...新卒さんに辛い思いばかりはさせられない...でも覚えてもらいたいことは沢山ある...
ジレンマですね...

新人教育について皆さんはどう考えていますか?
助言を頂けると嬉しいです。
いつも読んで頂きありがとうございます。

@若造

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