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読書感想文【結局、男の服は普通がいい 世界一かんたん、一生使えるオシャレの方程式】

sacai、コモリ、オーラリー…ここいらのブランドはいかんせん高すぎる。
ヨウジ・ヤマモト、コム・デ・ギャルソン…ここいらのブランドはいかんせんとっつきにくい。

もっともっと普通の、ふっっっつーの服でオシャレになりたい。
なんならオシャレになんかならなくてもいい。
「ダサい」「カッコ悪い」から抜け出して「普通」になりたい。

そのためにはどうしたらいいのか、を教えてくれるのが今回の本。

ここでいう「普通の服」とはどういう概念なのか。
著者はどんな服にでも合わせられることに例えて「白いご飯」と表現してる。
確かに白いご飯は何にでも合わせられるし、なんなら白いご飯だけでもイケる。
そこにおかずをチョイ足しすればーおかずとは「洋服のジャンル」のことーまた一歩オシャレになれる、という。

では、具体的な「白いご飯」はどんなアイテムなのか。
白シャツだったり、ジーンズだったり、レザーシューズだったりと、多くは具体的なブランドが書かれてるので参考になる。
特にシャツやジーンズはユニクロなどのコスパがいいブランドなので真似しやすい。
誰もがMARKAWAREのシャツだったり、JACOB COHENのジーンズを買えるわけじゃあない(そしてええとこの服を着たからといってオシャレになるわけでもない)
プレーンなレザーシューズに関しては記述がなかったのが残念。
なので、私からおすすめのレザーシューズとしてGUのリアルレザーダービーシューズを推したい。

この値段で本皮(リアルレザー)。形も悪くない。
今までこういったシューズを日常使いしたことない人にとって、値段的にも入門としてベストじゃないかと思ってる。参考までに。

まず、この「白いご飯」を土台にして「洋服のジャンル」でチョイ足ししていく。

「洋服のジャンル」というのは、有名なのがスポーツだったりアウトドアだったりロックだったりがそう。
この「洋服のジャンル」にも、王道とかセオリーとか言われてるアイテムが存在する。
スポーツならパーカー、アウトドアならフリース、ロックならライダースジャケットといったところ。
ここに、先ほどの「白いご飯」にチョイ足しする。

あくまでも、そしてキモなのがチョイ足しである。
頭のてっぺんから足の爪先まで同じ味付けにしてはいけない。
上下スエットでスニーカーを履けば、ただの運動する人になる。
マウンテンパーカーにトレッキングパンツ、トレッキングブーツを履けば、ただの登山する人になる。

ただ、この本を読んで「普通の服」を着て(そしてチョイ足しして)オシャレになれるか、と聞かれたら「うーん…」となる。
もう少し、春夏秋冬1年のコーデを参考として載せたほうがわかりやすかったんじゃないのか、と思う。

やっぱり、洋服って奥が深い。

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