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富士山登頂チャレンジ!鶴見岳編

事の始まり

静岡旅行は最高の旅だった。間違いなくまた行きたい場所のひとつになった。
ただ、そんな静岡旅行でもいくつか心残りがある。
まず西側ばかりだったので東側にも行ってみたいこと(体感型動物園 iZooとか!)、もっといろいろ食べてみたかったとか(静岡おでんとか!)。
その中でも一番の心残りが…

富士山が見れなかったこと!!

静岡に行ったら富士山が見たいな~とは思っていたが、そこまで大きい関心事項ではなかった。
なぜなら静岡にいればどこからでも見れるだろうと思っていたから。
なんなら行きの飛行機の窓から見えるものだと思っていた。
ところが、行きの飛行機はおろかすべてに日程において富士山を見ることはできなかった。
あとで調べてみると、静岡で富士山が見える場所、すなわちビュースポットはほぼ安部川より東に集中していることがわかった。

富士山は日本一高い山。そして静岡と山梨の県境に位置する山。今自分がいる静岡なら、どこからでも見えるだろうと高をくくっていた。
当時、厚い雲がかかっていたことも原因のひとつだろう。

甘かった。まさしく認識が甘かった。まるでななやで食べた抹茶アイスのように。いやあれはそんなに甘くなかったが。また食べたい!次はトリプルで!

ここの抹茶アイス、本当に美味しかった~!

そこでわたしの人生の目標に「富士山を見る」がセットされた。

しかしそこでふと思う。なぜ見なきゃならないのか?そもそも「見る」必要あるのか?

自分で登ればいいじゃない??

「富士山登頂チャレンジ」に変更した瞬間だった。

とにかくまずは登ってみる

まずは少しでも多く、登山の経験を積む必要がある。
最後に登山をしたのは高校生のとき。そのとき、自分は屋久島で過ごしていた。
そこで屋久島のトレッキングコースに参加したのが記憶のなかで最後である。

わたしが行ったのは太鼓岩コース。
つまりおよそ15年ぶりの登山。そして30過ぎて初めての登山。いけるのか??

そこで初心者でも登れるような手頃な山を探していたところ、自分の故郷である大分県は別府に鶴見岳という山が良さそうということがわかった。

ここは山の中腹からロープウェイ乗り場があり、ロープウェイを使って山頂付近までいくことができる。
万が一、山頂にたどり着いたはいいがヘトヘトになって降りられない!となっても、ロープウェイを使って下山することができる。
というわけで最初の相手は鶴見岳!キミに決めた!

登山の魅力を探す旅

最近、登山のことが気になってはいた。
しかし登山の魅力はどんなものなのか?それもわからずにいた。
なので今回の登山は登山の魅力を自分なりに発見する旅でもあるのだ!

そんなこんなで4月28日!
電車とバスを乗り継いで登山口に到着!

9時半。ここからスタート!
まずは舗装された道をえっちらおっちら登っていく。
いや~なんかただの田舎にありそうな道じゃん。登山ってこんな感じだっけ??

と、そこで衝撃の事実。

なんとまだ上に駐車場があった。ウソやん??

そしてこの写真。拡大してよーく見てみると…

このポツンと見えてるやつに向かう

建物が写っている。これが山頂にある別府ロープウェイ。つまりこの写真をとったこの場所からあの場所まで歩いていくのだ。正気の沙汰じゃねえ。

しかもご丁寧にこの先にある火男火売神社からスタートらしい。つまりまだ準備運動。もうそれなりに汗かいてきたが??息も上がっているが??大丈夫かこれ。

石段長くないですか??

やっとこさ火男火売神社中宮に到着!ここからスタート!(二度目)

えっ、これ行くんすか??厳しくない??
いきなり登山の洗礼を受ける。もうちょっと道っぽい道っていう感じじゃないんですか??
いったいどこに足を置けばいいのか戸惑ってしまう。とりあえず安全そうなところから。

苔むした岩。なんか神秘的ねえ。

一気登山道の看板。これを目印に登っていく。
「一気登山道」ということは一気しない登山道もあるのだろうか。しらんけども。

なんかそれらしい雰囲気になってきた。

ここで一度目の休憩。しっかりと水分と糖分を補給し、汗を拭いて汗冷えを防ぐ。
ちなみにベンチはずぶ濡れだったので座れず。なので座らず。
そのまま黙々と登っていくと…。

おお!

めっっっちゃキレイ~~~!!!
まるで原生林の中にいるかのよう。これもまた登山の魅力のひとつか。

これとかすごい。まっっっすぐ真上に向かって伸びてる。どうしてこれらだけ?

はあ~~~ほんとにキレイ。美しい。めちゃくちゃ感動した。

ここらへんから「こういう」景色が増えてきだす。

ここから落ちたら死…にはしないかもだけど、確実に大怪我する。

ところどころにこういう小さな花が。カワイイねえ。

とにかく黙々と登っていく。
だいたい30分に1回のペースで休憩する。

えっ、これ行くんすか??厳しくない??(2回目)

なんか鎖があるんですけど??この山は初心者向けって聞いたんですけど??鎖は標準装備ですか??
鎖を掴んで登っていく。なかなかハードである。手袋持ってきてよかった~!

あと10分ちょい!もうちょっと!

なんか綺麗な花!小さくとも鮮やかなのでとてもよく目立つ。

なんか鎖があるんですけど??(2回目)

5分!あと5分!
そして…

空だ!空が見える!開けた場所に出てきたぞ!

雲海だーーー!!!

下から見たあの建物が今、自分の下にある。やったぜ!!
だがまだここは山頂ではない!最後の階段を登っていく!
そして…

11時33分!鶴見岳山頂に到着!
やった!!!登りきった!!!15年ぶりの登山で山頂に着いた!!!やりきった!!!

ってあっっっつ!!!

ここは霧もない、雲もない、日を遮るものがなにもない場所。日差しが容赦なく照りつけてくる。
通常、1000m上がるごとに気温は6~7℃下がるといわれている。しかし今日このときは山頂にいるときのほうが暑い!すぐに汗を乾かしてくれるのが幸い。

お待ちかねのお昼ご飯!といっても行きのコンビニで買ったおにぎりだけ(梅味)。
それでもこれ以上になく美味しく感じる。これが登山マジックか。

一緒に食べるご飯は美味しいね!

ゆっくりと休憩をとり、山頂の雰囲気を十分に楽しんでから下山!
と、その前にロープウェイ乗り場にちょっと寄り道。

中には温泉むすめなるものが。はじめまして!そして温泉要素どこよ??
体力は余裕十分!さあ行くわよ!・・・って。

なんじゃこの霧は!
さきほどのロープウェイ乗り場を上から取った写真と比べてみれば一目瞭然。霧すげえ。
山の天気は変わりやすいとは聞くが、たった1時間でこれとは。しかも肌寒い。
今回は使わなかったが、防寒具や雨具を持ってきて良かったと思った。

ここから下山するわよ!

そしてアクシデント。下山中に3回足をグネってしまう(左2回右1回)。
前日、雨が降っていたこともあって地面が若干ぬかるんでおり、そこに足を取られた結果となった。
幸い大きく捻ったわけではなかったので助かった。
よく下山のほうが危ないと聞くが、この事実を身を持って知ることになった。

何度もヒヤヒヤしながら下山!13時27分!お疲れ様でした!
そのまま別府温泉へGO!汗を流して電車で帰宅!生きて帰ってきたぜ!
15年ぶりの登山はめちゃくちゃ楽しかったです!
この日、18時30分に就寝しました。次も行くわよ!

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