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読書感想文【主婦業9割削減宣言】

家事は面倒くさい。
食器をふく、お茶の袋を補充する、洗剤を入れる…このような「名もなき家事」があなたの時間と労力を奪っている。
一見するとどうでもいいような些細な手間も、塵も積もればなんとやら。
本書はどのように改善するかを書いた本。

具体的には「見直す」「考え方を変える」の2つ。
「見直す」は文字通り行動のいっさいを書き出してみて、改善できるところを見つけましょうというもの。
書き出すのは本当に細かい。
「洗濯機に洗剤を入れる」という、普段ならなんとも思わないような行動にもメスをいれていく。

ここでのポイントは「時間と労力をお金で買う」という発想。
私も貧乏性なので「たかが自動で洗剤入れる機能ついてるだけで値段が上がるなんてアホか!!そのぐらい自分でするわ!!」となってしまうが、一方でその値段に対する付加価値を知らないというのもまた事実。
塵も積もればなんとやら。
そのときは高い!!!と思っても、日割り計算で考えてみると検討する余地はある。

もう1つは「動線」
行ったり来たりするのは物理的に体を動かさなければならない。
よく「自分のベッドには必要なものが全て置いてある」という人がいるが、これも一種の動線の無駄をなくした姿だと思う(見た目や収納はさておいて)

「考え方を変える」は、よくある「べき思考」をやめること、そして「自分一人ではなくみんなで協力する」

・夕食は家族みんなでとるべき
・子どもの料理は手料理を食べさせるべき
・家事は1人でやるべき

こういった「べき思考」も改めていこう、というもの。
私も経験あるが、べき思考は本当に疲れるしめんどうくさい。
しまいには「『べき思考』をやめるべき」なんて言い出す始末である。

総じて本書からミニマリズムに近いものを感じました。
無駄は省きましょう、そして浮いた時間で有意義にすごしましょう、という。
いまや家電のみならず、家事代行サービスなども充実してるので、これからの家事はどんどんやることが少なくなってくるのではないかと思う。

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