【茸山】ロシア散歩3【礼賛】#005


※たけのこへの偏見に凝り固まった内容です。

今日2018/09/11の最もセンセーショナルなニュースはたけのこの勝利だった。
人生のほとんどをきのこ派として過ごしてきた私は朝から陰鬱な気分だった。
あのパサパサのたけのこのどこがいいのだろうか。
たけのこはきのこと違い、‘’かさ‘’の部分を外して食べることもできない出来損ないだ。
おまけにクッキー部分は硬すぎて歯が痛くなる。顎に悪い。顎関節症になる。(なった)

最悪の気分で日課の買い物に出かけると面白いものを見つけた。


陳列されるChoco boy である。

そう、模倣または翻案されたきのこの山である。ところがどっこいたけのこの里に類する商品は見当たらない。
きのこに至っては二社から販売されているにも関わらずだ。
つまり、たけのこはロシアでは不人気、不要、お呼びでないということであろう。(ロシア人はそもそもたけのこを知らないのではという異論は認めない)

ロシア人のきのこ好きは有名であり、スーパーの5割はきのこ売り場ですらないかと思う。(嘘です)


ロシアでは鶏、牛、豚だけではなくなんときのこのブイヨンすらある。このことからもロシア人ときのこの絆―KIZUNA―が分かる。
そんなロシアでたけのこ派が勝てるわけが端からないのだ。
ロシアに限らず国際的に統計を取ればきのこ派が勝利したに違いない。(アジア以外でたけのこが生えないのではという異論は認めない)
国際的感覚などと言う要領を得ない言葉があるが、きのことたけのこの戦争にこそ導入するべき概念だったのだ。そうすればこの屈辱的なきのこと山の敗退はあり得なかったのだ。

たけのこの里は悔しかろう。きのこと同じように国際的に活躍したかったらプライドを棄ててアーティチョークの村としてでも海外進出すればいい。

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