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文学研究

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記事一覧

『推しの子』で消費社会を超シンプルに解説する試み【考察】

 まず大前提、「消費社会」というテーマの解説に正確さを求めるなら専門知識(ソシュールの『…

ぬしも。
9か月前
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デスノートを使っても天国に行ける理由【『DEATH NOTE』/東洋思想 考察・感想】

※本記事はTVアニメ版の特にラストに重点を置きながら、漫画版を取り合わせて考察をしています…

ぬしも。
1年前
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”ベルベットの空”は布団のこと【SADS『忘却の空』歌詞 意味 考察】

 「VELVETの空の下」という歌詞についてよく分からないといった感想がネット上で散見される。…

ぬしも。
1年前
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『ぼくはくま』だから寂しい【歌詞考察・宇多田ヒカル】

 『ぼくはくま』はNHK番組『みんなのうた』で放送されたことで有名な宇多田ヒカルによるとて…

ぬしも。
2年前
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炭治郎の抱える”鬼” <文学としての『鬼滅の刃』part1>(第9話『おかえり』まで)…

 ネット上で「鬼滅の刃 考察」で検索すると、キャラクター設定や舞台設定の考察がたくさん見…

ぬしも。
2年前
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少女時代『GENIE』実はすごい歌詞の魔力と誠実さ【歌詞考察】

 『GENIE』には韓国語バージョンと日本語バージョンがあり、適当に検索をかけて見比べればわ…

ぬしも。
2年前
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「酒に溺れる」表現の進化

 本記事では、大江健三郎 → THE HIGH-LOWS → 4s4ki という流れで進化してきた「酒に溺れる」表現について解説し、私たち現代人が陥っているかもしれない絶望に触れます。 (書き直しが面倒なため、以降「だ・である」調の文章になっています。ご了承ください。) 1.大江健三郎『万延元年のフットボール』 主人公の弟を羽田空港で待っていた際に、飛行機が遅れ、一同は空港内のホテルで待つことになり、夫婦は話すこともなく黙り込んでしまった時の場面だ。2人は、決してべろべろに

触れがたい『限りなく透明に近いブルー』に触れてみよう【第一段落 考察・読解※ネタ…

 第1段落ではこれといった事件は起きず、荒れた部屋にてリュウという男とリリーという女が知…

ぬしも。
2年前
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