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note3日目で分かったnoteのつまらなさ

 はてなブログで小遣い稼ぎ程度のことはできて、読者も600人くらい付いて読者から色々と食料や書籍やBDを貢いで貰える立場になった僕が、元編集者の鍼の先生に「ブログをマネタイズしろ」と説得された。それでカネ目当てでnoteを始めて3日経った。参考のために他の人のnoteを読んだ。大抵がつまらなかった。

noteがつまらないのはカネ目当てだからだ

 いきなり自己否定を始めた。

 いや、俺は別にnoteで儲からなくてもいいですよ?鍼の先生に薦められて「めんどくさいけどそこまで言うなら実験的にやるか」程度のモチベーションなので。まあ、初日に2000円もらったので調子に乗っているけど。しかしアイドルマスターにじゃぶじゃぶ課金したので借金が30万円ある。(焼け石に水…ッ)いやブログの読者から米が贈られてきていて死なないので、借金は返せるはず。

 しかし、僭越ながら申し上げるとnoteは書き手も読み手もカネ目当てです。だからつまらないんですよ。

 鍼の先生によると「つまらなくても儲けている書き手は多い」とのことらしいので、「ふーん。そんなもんか」とは思う。しかし俺はつまらないのは嫌いだ。

効率厨

 真面目に働かず、副業で手っ取り早くカネ目当てで稼ぎたいという気持ちのとき、どうなるか。効率を重視する。

(ちなみに、僕は六本木ヒルズのIT企業のKLabで過労死寸前になり精神障害になったので働く気が失せて無職である。手っ取り早く金を稼ぎたいよな)

 文章で効率を上げるにはどうするか。まず、読み手の場合は「手っ取り早く情報を得たい」と思う。どういう情報かと言うと「マネタイズに成功するための手段」を知りたいと思う。

 そんなもん、簡単にわかれば苦労はしないのだが、手っ取り早く副業収入がほしいという気持ちの人は「簡単にわかる感じ」を求める。「わかる」より「わかったような感じ」を求めるのである。

 それが情報商材の中身の薄さになるのである。顧客が「手っ取り早く儲けたい」という気持ちということを書き手も分かっているので、短い文章でノウハウをざっくり書く。

文章の上達とは

 まず、マネタイズの前段階として「伝わる文章を書きましょう」というnoteの記事をいくつか読んだ。

 しかし、文章の上達法というのは、文庫本でもたくさんあるジャンルである。僕も何冊か読んでいる。だいたい一冊200Pくらいある。また、僕が文章術の本を読む時には、出版された時代が明治、戦前、無頼派、70年代、90年代、21世紀と異なる本を複数読むことで日本語の変遷を知りつつ、その変わらない本質を感じ取れるかどうか、という勉強をしながら読んでいる。

 と、まあ、日本語の文章とはそれくらい奥が深いものであるので、noteで2000文字以下の文章上達術を読んだくらいでは上達しないです!

 でも、手っ取り早くわかった気になりたいというのが顧客層なので、そういう記事が多い。書き手もガチで日本語文章のレトリックとか法則を説くより、なんとなくわかったような気にさせる短い文章を書くほうが楽。記事の数も量産できるし。

 「記事の文字数は読者が飽きるまでに切り上げるのがいいでしょう」というノウハウも見た。文章を読んで飽きてしまうような程度の読み手が想定されているメディアということなのだ。読者の読解力を低めに見積もっているので、短くて内容の薄いnoteが多くなるのも傾向として仕方がないのか。

 だから、つまらない。


 とか、偉そうに書いている僕も先日はとある批評系同人誌に寄稿したところ編集者にすごく直されて凹んだ。まあ、全体の論としては感動させて泣かせたんだけど。アニメ批評でも面白いところを具体化して相手に突きつけると、結構簡単に泣かせることができる。


文章の長さ

 これは僕個人の問題が大きいのだが。僕ははてなブログでアニメ1話に対して平気で2万文字以上の考察を書いたりしている。

 なので、文章が短いとつまらない。というか、自分の文章のリズムでは、落語で言う「話の枕」の段階で終わるnoteが非常に多い。なので、拍子抜けする。

 また、「話の枕」で終わる文章の何が悪いのかと言うと、一つの内容しか書いていないところ。「記事は一つの結論にまとめるものだろ」と思われるかもしれないが、一つの結論を導き出すのと、一つの話題しか書かないのとでは違うのだ。

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