その㉓『アイスクライマー』
『アイスクライマー』は1985年に任天堂より発売された、縦スクロールアクションゲームである。ファミコン初期の作品であり、二人同時プレイもできる。プレイキャラの「ポポ」と「ナナ」は現在ニンテンドースイッチの『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でも活躍中なので、そちらで知られた方も多いのではないだろうか。ファミコン版はけっこう難しいですね。
プレイヤーはハンマー片手に、氷に閉ざされた山を登っていく。登山する理由を聞かれて「そこに山があるからだ」と答える有名な話があるが、よく考えたら答えになっていない。同じように本作で山を登る理由も不明であり、大きなナゾである。手がかりとなるのはオープニングぐらいか? プテラノドンが巨大な野菜(ナス)を山頂に運び去るのだ。それを取り戻す戦いにも思えるが、ステージを完全にクリアするためには山頂でプテラノドンの足に飛びつく必要がある。翼竜の課した試練……?? プレイヤーは山にいる罪もない野生動物を駆逐してゆくが、これは人類と自然の理不尽な関係を象徴しているのだろうか。40年前は何も考えずプレイしていたが、たいへんシュールな世界観である。だれか精神分析してくれません?
なお、上記の「プテラノドン」の正式名称は Wikipedia を参照する限り「コンドル」のようである。いや誰がどう見ても、また大きさから言ってもプテラノドンだろう。今後、何かの学会と論争を繰り広げる際にはリアタイプレイヤーの皆さんの助力を願いたい。いや、コンドルにはぜったい見えないって!!
私の拙い記事をご覧いただき、心より感謝申し上げます。コメントなどもいただけますと幸いです。これからも、さまざまな内容をアウトプットしてゆく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。