マガジンのカバー画像

ヌルゲーマーGの「暇つぶしファミコン雑記」

31
幼少期より闘病中の筆者、ゲーム無くして半世紀も生き残ることはできなかった。中でも少年時代に、生命を救ってくれたと言っても過言ではないのがファミコンである。今でも少しづつソフトを集…
運営しているクリエイター

#クソゲー

その㉗『覇邪の封印』

『覇邪の封印』は1987年にアスキーより発売されたRPGである。筆者は過去にクリアしているのだが、この前 YouTubeで他の方の実況を目にして「オレよくこんなのクリアしたなあ」と思った。かなりクセのあるゲームなのだ。 普通のRPG(ドラクエ)などは自分の周囲が見渡せる。だから「あ、北のほうに町があるな」などと判断して移動するのだが、本作は違う。自分の周囲ひとマスしか見えないのだ。じゃあどうすんの? と思われるだろうが、代わりに紙のマップが同梱されているという……。筆者は雑

その㉑『いっき』

『いっき』は1985年にサン電子より発売されたアクションゲームである。農民の「権べ」と「田吾」が悪代官を倒すために一揆を起こすというもので、二人同時プレイも楽しい。イラストレーターのみうらじゅん氏がこのゲームをもとに「クソゲー」という呼称を発明されたため、つまらないゲームだと思われがちであるがサクサクプレイできる良作と思う。事実、80万本売り上げているのだ。 最大二人の農民一揆で覆されてしまう統治とはどんなもんなんじゃい、と思わざるを得ない。案外、1970年代に挫折した学生

その⑥ 『スーパーアラビアン』

本作はサン電子から発売された、面クリア形式のアクションゲームである。つい最近までプレイしたことがなかった。ものすごいクソゲーだと思いこんでいたためだが、実際にはさほどでもなかった。アーケード版があると知ったのも、YouTube動画から仕入れた新しい情報である。 何がそこまでこのゲームを筆者から遠ざけていたか? 迷作『いっき』で浸透した本作のメーカー、サン電子に対する先入観もあったが、それ以上の体験があったのだ。 発売当初、筆者は小学生だったと思う。まだインターネットなどあ