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いい感じにババアになってきた


ここ最近、なにかいまの気持ちを書きまとめておきたくて、書いては途中で保存を繰り返した。

べつに仕事でもないし、締め切りがあるわけでもないし、ただの記録なのだから書かなくてもいいんだけれど、書くことによってなにかの「区切り」ができると思う。

ということで今朝思ったことについてまとめていこう。



「いい感じにババアになってきたな」と思った。

2週間前に新しい美容師に髪を切ってもらった。ずっと胸くらいかもう少し長かった髪を、ひさびさに肩まで切った。

以前それくらいの長さに切ったのは6年前くらいで酒乱元カレと決別したあとだった。

今回は「新しい美容師」もだけど、それはサブテーマで、本題は「なにか自分のなかで新しい価値観が構築されてきたころだと思った」から。自分が成長したことを自覚した。


切ってみて、6年前はしっくりこなかった(ちょっとババ臭いとそのときは思った)長さがしっくり来た。

シンプルな黒いワンピースや、白いシャツとデニムにゆるく内側に巻いたすこし明るめの髪に、お気に入りの赤い口紅(これも数年前は背伸びしてつけてるって感じで、しっくりこなかった)

20代にはただ背伸びしたくて、しゃきっとするために身に着けていたものたちが、それを身に着けるとすとんとハマって、落ち着いた大人のちょっと余裕のあるセクシーさも出てて、すごく気に入った。

もちろん見た目も成熟して似合うようになったんだろうと思う。くすみやクマやシミみたいな欠点と思われるところ、わたしは人間らしくてセクシーだとおもう。


「いい感じにババアになってきた」というのはとてもいいことで、こころがごわごわしないし、自分のコントロールもうまくなってきて、なにより「自由」だと思った。

わたしは10代のころからその「自由」を求めていた。

大人のために、こうしたら喜ぶだろうなとか、こうしてほしいんだろうなということを辞めたかった。そうすること当たり前だからと言って疑問をもたずに規則に従うことが大嫌いだった。

最近はやっと、自分のしたい形の生き方になってきたと思う。

まだまだ未熟だしぶれることもあるだろうけれど、だれかのためじゃなくて自分がやりたいと思うことを素直にやって、次は「いい感じの可愛いばあちゃん」を目指したい。


おわり


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