見出し画像

【ナース必見】10日以上働いていたらもらえる!?「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金」のわかりやすいまとめnote


※新型コロナウイルス感染症の流行に対して、日々対応されている医療従事者の皆さん、感染症拡大防止、予防に取り組んでいる皆さんに心からの感謝を申し上げます。

 厚生労働省は6月16日、医療従事者に1人最大20万円を非課税所得として支給する慰労金交付の実施要項を公表しました。
それでは、どのようにしたら看護師をはじめとする医療従事者がこの慰労金がもらえるのか、自分が対象なのかどうか気になるところです。厚生労働省は7月15日、2020年度第2次補正予算に盛り込まれた申請マニュアルを公表しました。 初回の申請期間は7月20日~31 日で、支給は早ければ8月下旬になる見込みということです。では、慰労金の概要や申請対象者申請方法、各都道府県の申請期間についてわかりやすくまとめてみました。(8月25日追記)

スクリーンショット 2020-07-09 0.07.17

出典:厚生労働省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000640500.pdf

 


もらえる金額は20万、10万、5万円の3種類

 都道府県から役割を設定された医療機関等に勤務し、患者と接する医療従事者や職員がまず対象となります。
では役割を設定された医療機関とはどんな病院や施設なのでしょうか?

具体的には、
①重点医療機関、
②感染症指定医療機関、
③ その他の都道府県が新型コロナウイルス感染症患者の入院受入れを割り当てた医療機関、
④帰国者・接触者外来を設置する医療機関、
⑤地域外来・検査センター、
⑥宿泊療養・自宅療養を行う場合 の新型コロナウイルス感染症患者に対するフォローアップ業務、受入施設での対応した

医療機関となっており、ほとんどの病院が20万円の対象となりそうです。

■その医療機関で実際に新型コロナウイルス感染症患者に診療などを行なった場合の職員に対し20万円が支給されます。

■新型コロナウイルス感染症患者に診療などを行なっていない医療機関の職員は10万円が支給されます。

■都道府県から役割を設定されていない病院、診療所、訪問看護ステーション、 助産所に勤務し患者と接する医療従事者や職員に対しては5万円が支給されます。

 自分が実際に感染症患者さんと接点を持って、ケアを行ったかどうかは関係なく病院施設ごとに金額が決まります。


対象期間に10日以上働いていたらOK

 対象期間はそれぞれの都道府県における新型コロナウイルス感染症患者1例目発生日、または患者の受入日のいずれか早い日から6月30日までの間で、10日以上勤務したことが条件となります。ただし、発症例のない岩手県は、緊急事態宣言の対象地域とされた4/16からとなっています。


対象の医療機関に勤めていればOK、しかし産休や育休のスタッフは対象外

 正社員でなくとも、パートや派遣でも支給対象となっていますが、産休や育休などで直接働いていない人は対象外となります。
短期バイトでも10日以上勤務していればよく、複数の病院で働いている場合でも合算して10日以上あれば対象となります。

申請は不要!支給は勤めている医療機関から振り込まれます


 申請は医療機関ごとに行うこととなっているため、通常のお給料や賞与と一緒に非課税対象として振り込まれる予定です。職員の皆さんは申請に対する委任状を提出する必要がありますので、医療機関からの指示に従いましょう。
施設ごとの申請となっているため実際の慰労金の支給日などは施設によっては差が生まれそうです。


現在、退職していてももらえます!

 対象期間内に勤めていれは支給を受け取ることができます。申請方法は基本的には勤めていた医療機関で取りまとめて行うようですが、個人でも就労証明書など必要書類とともに都道府県に申請するとともできるそうです。
 連絡などがない場合は、対象期間に勤めていた医療機関に問い合わせてみましょう。


看護師や医者などの資格に限らず、院内の会計や受付の職員にも支給されます。

 院内のスタッフであれば全ての人がもらうことができそうです。ただ注意が必要なのは外注業者の清掃スタッフやリネン回収スタッフなどは対象にならない場合があるようです。この判断も医療機関に任されています。

介護施設・介護サービス従事者に対しても最大20万円の慰労金の支給があります

くわしくはこちらをみてください。
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/64005/iroukin.pdf

都道府県別の申請期間(北海道〜東北地方)

北海道:令和2年年7月20日〜令和3年2月末まで
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/kfk/shuuseikyuuhuyouryouiryou.pdf
青森県:令和2年7月20日〜令和3年2月末でhttps://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/health/2020aomoricovidirou.html
岩手県:令和2年7月28日から令和3年2月28日までのうち毎月15日から月末まで
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/iryou/seido/1031487.html
秋田県:令和2年7月25日~令和3年2月末
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/51349
山形県:令和2年7月20日から令和3年2月末日
https://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090001/plan_dept/irou.html
宮城県:令和2年7月22日から令和3年2月28日
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/iryou/miyagiiroukin.html
福島県:令和2年7月28日から令和2年11月30日
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045c/kinnkyuu-houkatu.html




まとめ

 「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金」は対象期間、最低でも4月16日から6月30日の期間に10日以上医療機関等で働いていた全てのスタッフに対して支給される可能性があります。

新型コロナウイルス感染症対応のために経営悪化した医療機関もあります。

実際ボーナスカットなどがある中、全ての医療従事者、医療機関スタッフへのこの慰労金で少しでも感謝の思いを受け取るとともに医療従事者のモチベーション維持につながることが期待されています。


対象期間の病院や施設を現在退職している方にも支給されますので、個人でも申請できるようなので、各都道府県のサイトや厚生労働省の新しい情報をチェックしてみるのをお勧めします。

7月より申請が始まっており、支払いがされた施設も出ていきています。
都道府県よって違いがあり、大阪府や大分県では9月末までが申請期間となっています。自分の施設が申請済みか確認してみると確実ですね。

出典・引用:厚生労働省ホームページ
ライター:西山 妙子



ナースライフバランスでは、 SNSを活用したオンラインサロン、各種イベント、情報など通して 看護師としてのいろんな働き方やプライベートを充実させるための情報や活動を通して1人でも多くの看護師が「自分らしさを」大切に、 自由で面白いナースライフを過ごせる世の中を目指します。