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鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season3. ep 8.〜

吹き抜ける風と共に

1週間が本当に早い。気が付くと週末。
忙しいことはいいことだけど、ちょっとしんどくもある。

でも、やっぱり週末は来るわけで。

さて、水曜日、甲府戦は参戦することは叶わなかったが、勝利でホームに帰ってきてくれた。おそらく今日もメンバーを入れ替えての試合。

近づいてくる台風のせいか、風がすこぶる強い。

今日も声出しエリアにて観戦。
やっぱり、唄うことのできるこの日々に感謝しかない。

今日は対水戸戦。
水戸の秋葉監督、先日Twitterにて、ロッカールームでの声かけが取り上げられていた。わたしなんかが何かを述べるのは烏滸がましいが、チームを作るってやっぱりこういうことなんだと思う。大人になって、あんまりこういう気持ちになることは少ないけれども、監督たる立場になったときは、かくありたいと思う。

さて、今日もサポ仲間と構える。
今日は新しいチャントもあり、さらにワクワクする。
そういえば、初めてここにきた日、ホーム徳島戦だったのだけれども、チャントの凄さに圧倒されたことを思い出した。

ずいぶんと、時間が経ったと思いながら、今日も全力で唄う。

そして、風が吹き荒ぶ中、試合開始。

スタートから攻める。
この姿勢はいい。本当に見ていてワクワクする。正確性、スピード、少しの綻びから崩れていたチームが嘘のようだ。アイディアが多彩で、幅も広い。いつの間に、こんなチームになったのだろう。

ただ、わたしは、常に悲観的なので、今日は流石に厳しいゲームなのでは・・・という思いが浮かんでは消え、浮かんでは消え・・・という状況だった。こんなに毎試合、いいことばかりではないだろうと。

でも、そんな不安が嘘のように、どんどん仕掛けていく。

それにしても、伊藤選手、落ち着いているし、うますぎる・・・。それに、復帰した三戸選手も、申し分ない動き。こんな多彩な動きができるなんて。

ゴール前、折り返した伊藤選手のボールを受け取った、谷口選手、星選手に出したその瞬間、思いっきり振り抜いた先、ゴールに突き刺さる。

あまりに綺麗すぎて、一瞬言葉を失いそうになるも、みんなでガッツポーズ。

その後も何度か危ないシーンもありつつ、小嶋選手のセーブもあり、後半へ。

油断ならないのが、フットボール。
流れがいくらきてようともワンプレーで変わることもある。
前節は1点返されたとき、だいぶ厳しい展開に変わった。

それでも、セットプレーから谷口選手、ヘッドで決めた!
前半から惜しいシーンが多く、もったいなかったシーンが多かったが、決まった!

それからも、果敢に攻めてくる水戸に、防ぎ切りながらも、さらに狙っていく。

やっとホイッスル。

試合後、両チームの監督のコメントは対照的だった。

新潟・松橋監督は、今日のプレーを「質が低い」と称した。
一方、水戸・秋葉監督は、新潟のプレーの質の高さ、正確性、J1に近いチームのプレーと称した。

熱くなる場面もあったものの、こうやって両者成長していく過程が、さらに面白い。

一歩一歩、前に進んだ先に、きっと戻るべき道が広がっているはず。

みんなでこの先へ。

アイシテルニイガタ

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