ゴードンの機能的健康パターンのヒント

ゴードンの機能的健康パターンの情報の整理や分析、考え方のヒントになればと思います。


主観的・客観的データの事実のみを書こう!
入院前の情報から入院後の変化も収集してみよう!
対象者の年齢・発達段階を考慮して情報を得よう!


1.健康知覚/健康管理パターン

・年齢・性別 ・入院日 ・入院までの経過・入院目的・既往歴
・入院時の状態 ・診断名:・治療方針と治療内容 ・健康や身体・アレルギー
・病気に関する認識 (乳幼児は養育者に依存)
・発達歴・予防接種・出生時の状況(特に小児の場合)

 2.栄養/代謝パターン


<家庭での食事の状況> ・食事形態・食事摂取の方法 ・摂取量 ・おやつ ・嗜好と偏食・食欲・食行動の自立の状況

<入院後の食事状況>・食事指示内容 ・栄養状態:体重の変化、顔色、血液検査デー タなど ・水分代謝In/Outバランス・脱水の有無

3.排泄パターン 


<家庭、入院後での排泄習慣> ・排便の回数・量・性状・排尿の回数・量・性状・排便・排泄の自立状況: ・夜尿の有無・発汗状況

 4.活動/運動パターン


<家庭、入院後>・ADLの自立度・ 運動、呼吸機能・安静度・運動歴・清潔習慣・入浴

小児の場合
・ADLの自立度 ・運動の発達状況微細運動・粗大運動の発達状況 運動機能の発達 ・遊び・ お気に入りのおもちゃ 興味・関心のあるもの・清潔習慣・入浴・沐浴
・1日の生活パターン→保育園、幼稚園の通園の有無 学校生活、クラブ活動など

5.睡眠/休息パターン


<家庭での睡眠習慣> ・睡眠時間・熟睡感・睡眠導入剤使用の有無

小児の場合に追加
・睡眠パターン ・昼寝の有無 ・夜泣きの有無

6.認知/知覚パターン


・感覚器の機能:・視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚など
・意識レベル・理解力・記憶力

小児の場合
・コミュニケーションの手段→言語の発達段階 ・思いや情緒的表現方法
・啼泣、痛みの反応 ・認知の段階:物事の捉え方


 

7.自己知覚/自己概念パターン


・自己と他者の区別、自分はどんな性格か、自分の得意なこと
・ボディイメージ(自分の身体像の捉え方)
・自己表現

8.役割/関係パターン


・家族構成と家族関係・職業・社会役割

小児に場合
・養育者との関係・愛着行動 分離不安 相互作用 ・学校・クラブ等における関係性や役割

9.セクシャリティ/生殖パターン


・年齢・更年期症状の有無・性別

小児の場合
・性別の認識 ・第二次性徴と初経など・性に関する関心や認識

10.コービング/ストレスパターン


・ストレスの存在 ・ストレスの原因・ストレス対処方法
・ストレス反応 →抵抗、無言、怒り、寡黙
・キーパーソンの存在→両親、同胞、友人

・子ども自身の対処方法→養育者の子どもの反応への対処方法

11.価値/信念パターン


・宗教・価値観

小児の場合
・道徳性の発達・養育者が大事にしていること・子どもなりに生活で大事にしていること

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