見出し画像

シリーズ第4話(終) 看護師の書く 日本の医療医療の危機 ~税方式から借金へ~

かなり素敵な保険=社会保険。
しかし、その社会保険はみんなが集めたお金で賄えず、
税金で補いながら成立させていると説明してきました。
じゃあ、どれくらい税金で補っているのか?
それを表したのが以下の図です。

画像1

「公費」と記載されている部分が税金の部分です。
「保険料」と記載されている部分がみんなから集めたお金です。
社会保障給付費=トータルで社会保険にかかるお金は年々増え続け、
「公費」の税金部分の幅が徐々に増えていってるのが良くわかります。

そして注目頂きたいのは、この部分↓

画像2

公費=税金の内訳が書かれていますが、
「国債発行」とあります。
国債、つまり国の借金です。

税方式の幅が膨らんできた
さらにそれでも足りないから
国庫負担=国債発行してる
借金して賄っているということです。

しかし、借金は増やしたくない。
この穴をどう埋めるか
収入を増やす=増税する
出費を抑える=医療従事者の給与を減らす
      =医療診療報酬を下げる…?

でも医師会や看護協会は診療報酬を上げて
給料を上げろって言ってくる。
給料くれなきゃ、みんな辞めちゃうぞ!って言ってる。

今後医療はどうなってしまうのでしょう?

さて、次は 看護師の書く 日本の医療危機②に続きます。
この保険料=社会保障費が増える原因=超少子高齢化社会
についてです。
日本は他の国と比べても「超」ヤバいレベルの高齢化社会
という話を連載予定です。
楽しくない話ですが、お楽しみに?

ナースセカンドキャリアラボでは
看護師+中小企業診断士の視点で
医療についても学びを深めます。

御興味ある方はこちら
ナースセカンドキャリアラボ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?