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少子高齢化対策が順調なフランスと、 なかなか上手くいかない日本 ③フランスと日本を比べて

前回まで↓この図
日本は安全な青色帯からこんなに飛び出し、
2060年には危険なゾーンに行ってしまう予想がされていると話しました。

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で、図の青色帯の中は、
医療費の支払いが税金と給料とで、良いバランス取れてますよ

っていうゾーンです。

例えば、
英国(イギリス)は
税金で医療費が支払われるので、国の負担=税金負担が大きく
ちょっと青色帯をハミ出して、バランスを崩してしまっていますね。

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↓↓↓↓一方、高齢化を抑えたフランスは、見事、青色帯に収まっています。

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↓↓↓↓しかし高齢化を抑えられなかった日本は
2015年の時点でもこの枠から大きくハミ出し、
2060年には、もはや、宇宙のゾーンに飛び出します。

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そんな日本が青色帯に入るために必要なことは何か?
それは↓↓↓↓図の中に書いてあります。

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このカタい言葉を簡単に言うと
①経済成長
 日本が国民みんなで頑張って、日本国民みんなの給料が増えること
②給付の伸びを抑制
 医療費が増えないようにすること
③国民負担の引き上げ
 例:窓口の負担額を増やすこと(例えば1割負担を2割に…など)
これらが青色帯に戻るためには必要だとされています。

で、この
②給付の伸びを抑制=医療費が増えないようにする
これは、何となーく…
診療報酬を下げる=医療従事者の給料を下げる
ということに繋がってしまいそうな気がしますね…

でも医師会や看護協会は診療報酬を上げて
給料を上げろって言ってくる。
給料くれなきゃ、みんな辞めちゃうぞ!って言ってる。

今後医療はどうなってしまうのでしょう?

さて、次は 看護師の書く 日本の医療危機②に続きます。
日本は他の国と比べてもヤバいレベルの超少子高齢化社会
なのに、今回の「②給付の伸びを抑制=医療費が増えないようにする」
って、できるの?という話です。
楽しくない話ですが、お楽しみに?

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