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日本語のスコアがあったら面白そうって話

僕は24卒として就活をしたわけですが、どの企業にもESにTOEICなりTOEFLのスコア欄があるんですね。
自分は院試のときにTOEICのスコアが必要になったので点数をつけるためだけに受けて645点だったわけです。
自分が受けた企業を、同じく見ていた就活生と比べたら圧倒的に低いスコアでしょう。

実際、スコアについて突っ込まれて、「留学とか行っていないならしゃあないかw」みたいな反応をされたこともありました。
それでも、行きたかったところには行けましたしほとんど苦労することはありませんでした。(外資なら話は別ですけどね)

そしてふと思ったんです。
「日本語にもスコアがあるはず」だと。


たぶん一番磨くべきスキル

自分も就活を曲がりなりにもしたわけで、noteなりYouTubeなり不安を煽って収益に繋げようとする者も見てきたわけです。
TOEICのスコアがどうとか、インターン経験がどうとか、ガクチカがどうとか。

もちろんコミュニケーション能力についてもたくさん言及されています。
でも、そもそもの「日本語を操る能力」に触れていたメディアはほとんど無かったように記憶しています。

この日本語を操る力こそが、最も磨くべきスキルだと思うんです。

グローバル化が進行している今日の日本において、英語の重要性は高まっていますし、それは僕もそう感じています。
でも、やっぱり日本においては日本語が優先されるんですよ。

相手に自分が伝えたいことをキッチリ伝える。
自分が相手の伝えたいことをキッチリ受け取る。
これに勝るスキルは、芸術の道に行かないのなら無いと思います。
なんなら芸術の道に行っても必須スキルでしょう。

面接はこれに話すペースや間といったテンポの概念が入りますが、結局伝える技術のことで合って、話の中身は日本語能力に依るわけです。

スコアが見えないから放置される

英語の試験スコア、資格の合否など、日本語以外の能力についてはテストによって自分の立ち位置やスキルが明確になります。

しかしながら、日本語能力についてはほとんどの場合「使用可能言語:日本語」と答えるくらいで自分のスキルはブラックボックスとなっています。

ブラックボックスだから、中間目標と長期目標を設定しにくい状況になっていると僕は考えるわけです。

TOEICなら点数帯でどのくらいのレベルなのかというのは調べれば無限に出てきますし、各点数帯におけるタスクというのも既にネットに書いてあります。
他の試験においても、自己採点や実際の点数の確認を通して不足している知識やスキルを補うというサイクルができるのです。

これが日本語となると、そううまくはいかないのではないでしょうか。
自分の日本語能力の弱点を捉えることのできる人間というのは、もともと知能が高く日本語能力に大きな問題を抱えていないような気がします。


今回は問題解決の手立てがうまく思いつかなかったのでこれで締めたいと思います。ごめんなさい。


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