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茶拓をしてみたお話。

こんにちは。書道家の村松歩実です。
書道とお茶で何か子どもたちに伝えることはできないかと思い投稿します。お付き合いください。

またまたお久しぶりになってしまいました。これといって平凡な日常を起こっております。おかげさまで幸せです。


今日は茶拓をしてみたお話をさせてください。
実家の奥には手入れができず放置されている茶畑があります。昔はGWと言ったら実家のお茶のお手伝いで、新茶の柔らかい葉とその香りが大好きでした。しかし人手の高齢化によりいつしかそれもなくなり、どうにかこのせっかく生えてきてくれた新茶を生かしたものは作れないか、子どもたちがこの新茶の葉っぱに触れてもらうことはできないかと考えていたら…私、茶拓してました…!

田舎の風景をお届けします。

茶拓とは?

拓の意味

そもそも茶拓ってなに?!と思われた方が多いと思います。茶拓という言葉、今作りました。
書道では馴染みのあるというのは、拓本を取るという意が略されています。
(…そんで拓本てなに…??)
Google先生に聞いてみました▼

拓本とはで検索

書道のお手本で白黒が反転しているものを見たことはありませんか?それらは全て全て拓本と言って石碑に刻まれた文字を墨でうつし取ったものなんです。(版画のイメージが近いです!)

拓本/Wikipediaより引用

茶拓について

遠回りをしましたが、私が行った茶拓とは=お茶の葉っぱを墨でうつし取ってみるということでした。お茶と書、両方に触れて欲しいという貪欲な願いを詰め込みました。

では実際にやってみます!

実際にやってみた

用意するもの

・お茶の葉(これは新しいものが良いです。古い葉は丸まっておりうつしにくかったです)
・墨(墨汁可)
・筆もしくはポンポンするもの
・半紙もしくはハガキなど
・アルミカップなど下に敷くもの

やり方

やり方は至ってシンプル。
1.準備(呼吸を整える、必要はありません)
2.お茶の葉に墨をつける
3.優しく紙に押し付ける
4.かんせーい!!

手順

まとめ

楽しくなってしまい、ハガキや布にもやってみました。墨をありものの筆でつけましたが、濃いめの墨やポンポンできるスポンジのようなものを使っても良いかもしれません。

和紙、はがき、布にも押してみました。

茶拓はとても簡単です。
柔らかい新芽に触れるだけで私は癒されました。
もしご興味が湧いたらぜひやってみてくださいね。

弟と従兄弟の従兄弟の子どもたち。

本日もご高覧いただきありがとうございました。
良き夜をお過ごしください。


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