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なんだかかわいいミイラ

ミイラ展

先日、大阪南港ATCで開催されていたミイラ展に行ってまいりました。

なんと世界中から43体ものミイラが集合。
テーマや雰囲気重視の展覧会とは違って、研究発表会のような見応えある展覧会です。

このポスターとフライヤーのデザイン、いいですよね。
画質がすこぶる悪いのは私のスマホが古いせいです。

ローソンでチケットを受けとり、早速中に。

600円で、大沢たかおさんの声がする携帯電話型音声ガイドを借りました。イヤフォンは付属せず機械に耳をあてて聞くようです。

最近では場内撮影OKのところが多いですが、今回は禁止だったのでスマホはメモとしてつかいました。

気になった単語をただ打ち込んだだけのメモはコチラ▼

全部は拾いきれないので、この中からひとつピックアップして、内容を確認していきます。

チャチャポヤ

はじめてこの名前を見たとき、「なんかコジコジの友だちに居そう!」と思いました。
なんだかかわいいですよね。

チャチャポヤとは現存するアンデス山脈の斜面に位置する地域の名であり、且つ、アンデス文明に含まれる文化のひとつです。

チャチャポヤ文化。その正体とは、かの有名なインカ帝国に潰された文化なのでした。

そんなチャチャポヤ文化の聖地であるクエラップ遺跡では、なにか大きなぬいぐるみみたいなものが見つかったみたいです。

こんな感じのです▼

いっぱいいました。

なんだかかわいいのでなにかのマスコットキャラクターかな?と思いきや。まあミイラ展に並ぶものと言えば…。そう、これもミイラです。

チャチャポヤのミイラは約1万年前に南米で流行った人工ミイラの種類のひとつ。羊毛フェルトに包まれており、コロンとした見た目と可愛いお顔が特徴ですが、もちろん中には骨が入っているのです。

このミイラは、先祖崇拝のためにつくられていたといわれています。

そのため、残念ながらそのほとんどは、宗教上偶像崇拝を許せないスペイン人により壊されているみたいです。

インカ帝国

最後に少しだけチャチャポヤの敵であったインカ帝国の死生観についても触れたいと思います。

同時代に反映したインカ帝国も、もちろんミイラをつくっていました。でも、誰でも彼でもミイラにしていたわけではなそうです。

彼らがミイラにしていたのは、皇帝たちでした。
皇帝たちは死んでも尚、帝国を治め続けていると信じられていたため、皇帝のミイラを掲げて街を練り歩いたとか。

皇帝に対する絶大な信頼がそうさせるんでしょうか。それとも、死ぬという意味がやはりわかっていなかったのか…。
どちらにせよ、いまとは違う死生観を持っていたようで、とても面白いです。

おすすめサイト

展覧会にはもっもっとたくさんミイラがいました。
全部紹介したいところですが、とてもまとめるのが難しいです。

そこで、展覧会に行けなかったけど内容が気になる…という方は、ぜひこちらのサイトをご覧ください。
展覧会の全貌が簡潔にまとめられいておもしろいです。

それではよき展覧会ライフを。

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