福祉×アートが必要なわけ

本当は障がいのある人へ リメイクやドレスを作ったりしているMトワル です。

ひょんなきっかけで昨年からアートフェスで発表をすることになりました。ファッションとアートは近いものですが違うものぼんやりと昔から思っていたのであまりアートについて深く考えていませんでした。

ですが、いろいろ参加しているうちに 障がい×アートの相性がとても良いのだと気が付きました。

それは 最近よく耳にするアールブリュット 発達障害知的障害だけでなく身体障がい者が自分の体を個性ととらえてパフォーマンスを表現していくアートパフォーマンス。

それは自分たちには作ることのできない世界で 私たちを楽しませ豊かにしてくれます。そのうちに福祉×アートはもっともっと社会に絶対あった方がいい!そう感じるようになりました。今まで見ていきたり知った中から考えてみたいと思います。

画像1

様々な表現者達 発達障害 

個人での才能のあふれる方がいます。健常障がい全く関係なく アーティストとして秀でています。障害があることが関係しているかもしれませんし関係がないのかもしれません。それはゴッホやバンクシーを楽しむのと同じことです。


金澤 翔子(かなざわ しょうこ/Shoko Kanazawa)

言わずと知れたダウン症を持ちながら世界的に活躍する書家
NHK大河ドラマ「平清盛」揮毫。国体の開会式や天皇の御製を揮毫。

石村 嘉成(いしむらよしなり)発達障害

動物を中心に生き生きとした生命あふれる作品を発表。

作業所 企業からの発信・・・たくさん各地域にありますね。ある場所を作ってその中から個人や複数で作品を生み出していく。

やまなみ工房 そのクオリティと凄まじさは映画になるほど素晴らしい


ヘラルボニー 兄弟で株式会社にし アパレル商品を企画販売している。

フクフクプラス 障がいのある人のアートを通じて 福祉施設の社会参加、収入支援につなげるCSV型事業

studioCOOCA

身体障がい表現からの発信

体の特徴を生かしたパフォーマンスをされる方も大勢いらっしゃいます。

Get in touch

一人一人の違いを楽しんでアートで繋げてまぜこぜ社会を目指すのが東千鶴さん率いるGet in touch

2017年 月夜のからくりハウスは衝撃的な面白さでした

画像2


体を使ったパフォーマンスは 見ている人に障害を感じさせません。気が付いたらその世界に引き込まれています。

神原健太  かんばらけんた という形がこのカタチなのではないかというくらい車椅子と一体になった表現者 人生

森田かずよ  義足の女優&ダンサーとして活動している。


車椅子ダンス 響  現代ダンスの表現が実は車椅子との相性がとても良いのではないかと感じるほど ぞくぞくするパフォーマンス


障がいは個性?

「障がいは個性なんでしょ?なら自分たちと同等に同じことをやって」そう心無い言葉を発する人もいますが、そんな言葉は無視しましょう。

誤解を恐れずに言えば、障がいは その特徴は本人の個性であり でも障害にもなります。それはその本人の障害なのではなく その本人が生きるために整っていない、不備のある社会や人の心が障害なのです。大多数の人間に心地よくできてきた社会は そうでない人たちに 障がい者という名前を付けました。

久しぶりに 車椅子ユーザーとの恋愛ドラマ パーフェクトワールドを見ました。その最終回にあった言葉「誰もがどこかが欠落している。それならば障がい者も自分たちもスタートラインは同じ場所だ」

気が付かない自分の魅力才能

自分の才能や個性というのはいくつになっても本当に気が付かないものです。そもそも魅力や人と違う才能というのは 人の目を知って初めて分かるもので、ましてやそれが 他人の目を感じることの少ない発達障害の方などは 自分にどれだけの魅力があるのか、自分の絵や字がどれだけ人を感動させるのか、気が付きにくいとところがあると思います。

引き出し一緒に楽しめばもっと豊かな文化に

一緒に活動することで 自分が社会の目になり その人の気が付かなかった魅力や才能を引き出すことができたらその充足感は想像するとワクワクします。そしてそれをやるのはアートが一番わかりやすく楽しいのです。

時に自分には表現できない表現をする彼らは 輝かしくうらやましい。そんな環境や感動を味わえる場所は より私たちの人生を豊かに華やかにしてくれるはずだと思うのです。