長い物には巻かれた方がいい? 大手の着付教室の教え方と組織について思うこと
自分一人で着物を楽しむだけでは飽き足らず、家族や友人知人にも着せてあげられるようになりたいと考えたら、他装に対応している個人経営の着付教室か「〇〇きもの学院」などという大手の着付教室に行かなければなりません。
ここでは私が通った着付教室で何が行われていたか、それについて個人の感想を覚えている限り書き連ねようと思います。
はじめに
数ある着付教室からどの教室を選ぶか?
私は以下の2点を優先条件として選びました。
最大の理由は、出費をとにかく抑えたかったからです。
①については、入学にあたってあれこれ新調したり、「〇〇式●●●」みたいなグッズを買わなければならなかったりすると、それだけで”和装は面倒なもの、お金がかかるもの”というイメージがすり込まれそうだったからです。
そもそも普段着なら着方は家庭で親から子に伝えていたもので、「ここにはこの道具が必要」だの何だの、難しいことなしにパパッと着ていたはずです。だからスタートは必要最小限の小物で着付ける教室にしたかったのです。
訪問着や振袖などのフォーマルを習うレベルまで進んできたら、美しく着付けるためのグッズを買い足し、使い方も含めて習う方が無駄がないと思います。
②については、教室に通う日の荷物がとにかく重いので、職場と自宅の間に位置する場所を選びました。そうすれば身体的負荷も少ないうえ、交通費は通勤定期の区間内なのでかかりません。
教室によっては貸ロッカー設置済のところもあります。でも私はロッカー代云々より、レッスンで汗ばんだ着物や紐類を干さずにしまうことに抵抗があったので使いませんでした。
私はこの2点の条件を満たす、まあまあ有名な着付教室に通うことにしました。
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