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カラオケないけど、カンオケある!?

犬も歩けば棒に当たる。GWの休日、東京の下町、森下界隈をぶらぶら散歩をしていて、面白い店に出くわした。「終活スナック めめんともり」。ママやチーママもいて、人生の幕引きをどうするか、お客さん同士で和気あいあいと話すのだそうだ。調べてみると、2月にオープンしたばかり。メディアにも登場し、話題になっているようなのだ。

別に目的地があったので、突撃取材を敢行することはしなかったが、後で調べてみると、とてもユニークな、考えさせるコンセプトの店だ。

「終活」とは、少子高齢化の中で、残された家族や子供たちに負担を掛けないよう、事前に死んだ時のことを考えておくこと。具体的には葬式や墓、遺産相続、財産の処分などについて、生前に十分準備しておくことのようだ。

世の中には「終活セミナー」や講演会、終活サポートのサービスなどがたくさんあって、一大産業になっている。銀行や企業が参入していて、「エンディング産業展」という見本市まで開催されていると初めて知った。

話は森下の店に戻る。「メメントモリ」とは、「人間に訪れる死を忘れるな」というラテン語の警句。最近では、人気ゲームのタイトルとして知っている人が多いのかも知れない。こちらの店の方は、「人生の最期について、明るくフラットに話せる場を創る」というのがテーマだそう。自分で弔辞を書いて、棺桶に入ってみるという「入棺体験ワークショップ」もやっている。

終活スナック めめんともり on Instagram: "〜実際どんな感じ?〜 【入棺体験ワークショップ】 ・ これまで色々な場所で開催していた大人気の『入棺体験ワークショップ』⚰️ めめんともりでも開催しています。 ・ こちらでは、特別に「藤製」の棺桶を使用します☺️ 木製と比べ、光や空気が入り、密閉感も少ないので、暗い・怖いといった感覚はあまり感じないかと思います。 ・ ワークショップでは、お客様同士で簡単な自己紹介後、 5分間の『あなたは誰ですか?ワーク』を行い、ご自身と向き合います✨ ・ その後、ご自身へ向けて弔辞を書き、入棺します⚰️ ・ 〜お客様の感想〜 (30代・女性) 棺桶の中は、明るく、怖い感じは全然しませんでした。 私へ向けて掛けてくれる言葉に、涙しつつ、思わず反応したくなりましたが、グッと我慢。 体が動く、言葉を伝えられる、全ては生きているからなんだなと改めて実感しました。 ・ 入棺体験ワークショップは、定期的に開催しますので、ぜひ1度体験お越しください✨ 生き方が変わりますよ☺️ ・ ・ このアカウントでは、お店の様子や私の想いなどを発信しております! ・ 終活スナック『めめんともり』 江東区「森下駅」より徒歩1分! 東京都江東区森下1-11-8-2F ・ ・ #森下飲み屋 #森下グルメ #清澄白河グルメ #清澄白河バー #清澄白河飲み屋 #東京スナック #東京グルメ #東京バー#終活スナックめめんともり#終活 #墓じまい#海洋散骨" 45 likes, 0 comments - mementomorishita on March 13, 2024: "〜 www.instagram.com

今のところ、棺桶に入ってみたい気がしないし、「終活」自体にあまり興味がないので、行ってみようとはあまり思わないが、世の中には不思議な商売があるものだと思わされた。

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