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雑文集

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ブログやnote、ツイッターに書いたあれこれのアーカイブ。
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2022年10月の記事一覧

20221025

近所のスーパーマーケットへ行くのでもない限り、出掛けるときは文庫本を鞄に入れていくのだけど、あの日の僕はプールの帰りにバスタオルが濡れるという事実をすっかり見逃してしまって、濡れたタオルと文庫本の相性の悪さを目の当たりにすることとなった。ちなみに、プールで本を読むことはなかった。

20220916

きのうの夜からすっかり落ち込んでしまって、ネガティブな思考が身体の隅々にまでまとわりついていたのだけど、しっかり寝て、優れた短篇小説をいくつか読み、簡単ながらも台所に立って料理をしていたら、窓の隙間からポジティブな空気が吹いてきたような気がする。ありがとう、ゴーヤとカーヴァー。

20221002 オリックスが優勝した日

きょうの何がいちばん嬉しかったかといえば、比嘉が投げ、打たれたものの勝ちきったことだ。2014年、ホークスとの優勝を懸けた一戦。同点の場面でサヨナラヒットを打たれ、優勝を逃したマウンドに比嘉はいた。そしてきょうも、同点の場面に比嘉はいた。彼は打たれた。しかしチームは、優勝した。 2014年と同じ10月2日、まさにその現場にいた選手が投げ、しかも打たれたときに、僕は今年のオリックスのすべてを観た気がして不意に泣きそうになった。それは同点の場面で比嘉をマウンドに送り出した、中嶋

20220706

小説でも映画でも絵画でも写真でも(まあ何でも)、それを素晴らしいと感じることと、その素晴らしさを読み解くことは、似て非なるもののような気がする。月に裏側があるように、感動と分析はセットなのかもしれないけれど、僕らは月を眺めてその裏側まで想像することを、当然だとは考えていない。

20100708

アイスコーヒーにちっちゃい虫がダイブした。よっぽど辛いことがあったんだろうな、と慈悲の心で取り出した。