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雑文集

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ブログやnote、ツイッターに書いたあれこれのアーカイブ。
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2020年7月の記事一覧

第二回「ひとり会議」

前回の投稿から1ヶ月以上、空いたんですね。そんな経ちますか。はあ、そうですか。なんというかぼくと六月の相性が良くないだけです。元気です。白ご飯は今日もおいしいです。 そろりそろり再開します。わーい(^O^) ●開幕 プロ野球が始まりました。皆さん、調子はいかがですか。ちなみにオリックスは(技術や戦略面から解説するほどの知識はありませんので、エモーショナルに振り返ると)、 「はぁぁ、あ!ぁあ?ふぁぁぁぁぁぁぁぁ、あ!あぁ」 という感じでした。がんばりましょう。 ●もうひとつ

おかんとおでん

僕の通っていた中学と高校は弁当持参だった。ほぼ毎日、母は弁当を作ってくれた。それは、年頃の息子と母親が交わす、数少ない会話の機会でもあった。 「魚のフライ美味しかったわ」 「あれ生協さんのやわ。また買っとくな。煮物どやった?」 「なんか、薄かった?」 「あ、やっぱり?食べる頃には味が染み込むかな思ってんけど。 ま、素材の味が分かってええでしょ、ふふふ」 「…」モノは言いようだ。 中高の6年間、僕はぎゅうぎゅうに詰まった弁当箱を持って学校へ行き、空っぽの弁当箱を持って家に帰

たぶん今日は夏だった

午後から空が晴れた。久しぶりの太陽に出掛けたくなって服を着替えた。 歩いていると左手に知らない上り坂を見つけた。大通りから隠れているように見えた。そそられた。行くしかないだろうと誰かが歌った。自問自答を繰り返す前に角を曲がった。坂は階段状に敷石が敷かれ、緩やかに右へカーブしていた。 一段とばしで上りはじめる。シャワシャワと蝉が賑やかになった。少し息があがる。立ち止まる。一段とばしで再開する。さらに息があがる。上から軽快な足取りでおばちゃんが降りてくる。元気でなにより、と思った