Android におけるセグメンテッドコントロール
iOS ではセグメンテッドコントロールというものがありますが、Android にはありません。
iOS ・ Android 両 OS のアプリのデザインを考えるときに iOS でセグメンテッドコントロールを採用したが、Android ではどうするべきなのかについて考えてみました。
iOS でセグメンテッドコントロールを採用した場合、Android 側は基本どれかの対応になるのではないかと思います。
・Tab を使う
・セグメンテッドコントロールを自作する
・Android を目的は同じで違うデザインにする
ここで注意して欲しいのはセグメンテッドコントロールの代わりに安易に Tab は使うべきではないということです。
セグメンテッドコントロールと Tab は見た目は似ているのですが、役割が違います。
Tab は情報を並列で扱います。音楽のジャンル毎に Tab を使うのが一番イメージしやすいと思います。
セグメンテッドコントロールは情報の絞り込み、画面の切り替えで使います。ランキングで 今日 / 昨日 / 1ヶ月 と切り替えたり、iOS 標準のマップアプリではマップの表示切り替えています。
セグメンテッドコントロールと Tab の違いはこんな感じになると思います。
例えば情報の絞り込みの目的でセグメンテッドコントロールを使うとしたら、Android ではラジオボタンでソートさせるといったデザインにすることも候補に入ります。異なるプラットフォームで見た目が似ているからといって目的が違うものを使うべきではありません。
少し話がそれますが、このプラットフォームの違いをデザイナーがすべて理解しないといけないとは思いません (理解しているに越したことはありませんが)。プラットフォームでのデザインはエンジニアの方が詳しかったりするので、エンジニアがきちんとプラットフォームにあったデザインに導くほうがいいと思っています。
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