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面接で落ちるすべての人たちへ。面接に合格する方法。

就職活動の面接ってどうすればいいか皆わからないと思うのだ。

算数のやり方・英語の解き方など勉強の方法は先生が教えてくれるし、洗濯機の回し方・料理の作り方なんかは親が教えてくれる。

だけどなぜかわからないが、就職活動のやり方はほとんど誰も教えてくれない。さわりは教えてくれるが答えを教えてくれない。(大学の生協に行くと教えてくれる担当者がいる場合もあるが。)

なぜ就職活動という授業がないのか不思議に思う。

ここ最近就職活動をしていて、面接はこうすればいいという明確な答えがわかったのだ。


▷ 就活はウソをつけ!

就活はすべてにおいてウソをつかなければ採用されない。

大体の企業担当者は「ありのままの皆さんを見せてください」「素のあなたを見せてください」と言っている。

この発言が就活の一番の悩むところであり難関だ。

なるほど、担当者がそう言っているんだから、素で思っていることを言えば採用されるんだと皆思う。
特にそういった傾向は小中高と真面目に勉強してきた人、あまり人づきあいが少なかった人に多い。

だが、ありのままの自分を見せてはたして採用されるだろうか?

ありのままの自分を見せて採用されるなら、パジャマ姿で寝転んでスマホをいじりながら髪も整えずメイクもしない姿で面接に向かえばいい。受け答えも「金が欲しいから」「仕事が楽そうだから」「家から近いから」と本音を言えばいいのだ。

しかし、この格好・この受け答えで採用する企業がいるだろうか?

企業が、正確で情熱をもって業務ができる人間を募集していると採用説明で言っているのに、パジャマ姿で面接に来て給料が良いからとか発言されたら絶対採用しない。

つまり、ありのままの姿を見たいという意味は、ありのままの姿を見せてくれたら採用しますということではなく、採用側がありのままの姿を見れたら落とすのが楽だからということなのだ。

では、どうすべきなのか。簡単だ。すべてについてウソをつけばいい。

そもそも就活なんてウソまみれなのだ。

スーツを着たくもないのに着ている。本当はスウェットとサンダルを着たいのに。就職説明会では背筋を伸ばして、足と背を直角にして皆真面目なように振る舞っている。本当は足をのばしてダラダラしながら「めんどくせぇな」と思いながら聞きたいのに。

なぜそうしないのか。そうしないと落とされると自分でわかっているからだ。今まで数十年生きてきた中の経験で、状況に合わせて服を変え、態度を変える必要があると自分で理解しているからだ。

服や姿勢はウソをついているのに、受け答えだけは素の自分を出すというのは矛盾している。受け答えも企業が求めるものに合わせていく必要がある。採用されるにはすべてにおいて状況に合わせる必要がある。つまりすべてウソをつく必要があるのだ。


▷ 筆記は通るが面接で落ちるのだが?

筆記はもう言うまでもなく勉強に尽きる。どれだけ自分が問題を解いてきたかがものをいうだけなので、そういう意味では数をこなせば通過できる簡単な試験だ。

だが、面接は違うのだ。なぜならそもそも問題集がない。答えがない。対応のしようがない。前述した真面目に勉強してきた人や、人づきあいが少なかった人は特に面接が苦手だ。人と会話をしてこなかったからどう説明していいかわからない。どんな話し方をすれば正解なのかがわからないのである。(事実私もそう。)。


▷ 面接官を自分より下に見ろ!

面接室に入るとそこはもう異空間である。机とイスしか置かれていない部屋の中に、5人や6人の面接官がいるような状態は普段とは全然違う。

当然、慣れていない空間だから声は上ずり、面接官に失礼のないようにと思って不思議な敬語を使ってしまう。印象よく見せようと思って無駄に長い説明の発言をしている。そんな、自分ができていることと言ったらノック3回と入退出の礼だけだ。

面接官から見たら、「コイツ、説明は長ったらしいし声は聴きとりづらいし言っていることわけわかんねぇわ~、落としたろ。」と100%思われている。

こっちは一生懸命やったのにと、気持ちとは裏腹に結果が出ないことになってしまうわけだ。

面接では丁寧にすればするほど、相手には伝わりにくい。ということは逆に、リラックスしていればしているほど話は伝わりやすいのだ。

いや、できねぇよそんなんと感じていると思う。それは確かにわかる。狭い部屋に入れられて何人もから質問攻めにされるような空間でリラックスできるわけがない。

ではリラックスできない状況でどうやって伝わりやすく話をするかというと、相手を下に見て話せばいいのだ。

これは上から下に目線を落とせという話ではなく、面接官は自分より立場が下の人間だと考えるということである。

人を手に書いて飲み込むとか、人をカボチャと思えとかいろんな方法を試したが、この方法が一番よかった。

やはり人間というのは立場に弱いものである。特に、生まれてこの方問題も起こさず真面目に生きてきた方々は、立場というものにめっぽう弱い。そうすると発言も抑えよう、失礼のないようにしようという気が起きて、いい発言ができないのだ。

あと、自分が下手に出ると相手も下手に出てくれると思っている人もいるだろうが、十中八九そうではない。人間は9割方こちらが下手に出るとつけあがるものである。

自分はお前より上の立場やぞと、思っているだけでいい。そうすれば自然な言葉が出てくる。

人間というのは、自分の母親と話をするときが一番自然に話ができるものだ。そのとき自分は、母親より下の立場にいると思っているだろうか?いや、自分のほうが上の立場か対等だと思っている。

一定の会話ラリーができる程度のスキルは必要だが、ぜひこの気の持ち方は実践してほしい。

▷ 読んでおいたほうがいい本とかある?

いろいろ読んできたが、はっきり言って市場に面接対策の本は皆無である。その中でも、下記は厳選したものだ。

(実務教育出版)寺本康之 著
:わが子に公務員をすすめたい親の本

こちらは公務員になりたい人用の筆記・面接を含めた総合的な試験対策本である。子のことは親がよく知っているという目線から、親から子に対するアドバイスはどうすればよいのかということが書いてある。

また、それだけではなく、面接官はどのような回答を求めているのかクループディスカッションではどのようなことに気を付ければよいのかということが書いてある。公務員だけでなく民間についても書いてあるので、ぜひ読んでほしい。


(教育開発研究所)学校管理職研究会 著
:学校管理職選考直前チェック面接合格虎の巻

学校勤務者が管理職になるためのハウツー本だが、面接できかれそうな質問を一問一答形式で記載しており、新卒や中途採用での面接にも応用できる内容だ。

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