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息子の記念すべき初語を決めよう

みなさんは、自分の初語が何だったか知っていますか?

「初語」とは

それまで喃語 (なんご) を発していた乳児が初めて発する、意味のある単語。


私も母親に聞いてみたことがあります。

「何だったかな〜。ある時期に一気に言葉出始めたから覚えてないな〜」

見事に忘れられていました。がびん。


でもこういうご家庭って多いのではないでしょうか?

実際ネットで、初語はなんでしたかアンケート的な記事を見ていると、つい半年前に言葉が出始めた子のお母さんでさえ覚えていないと回答しているパターンもありました。


もったいない!

赤ちゃんはお腹の中にいたときから声を聞いているらしいので、かれこれ1年半とかそれくらいリスニング漬けだったわけです。

溜めに溜め込んだ言葉のレパートリーの中から最初に選ばれた言葉。それって、その子がとても興味を持っていること。その子が、これがスキなの!と伝えたいこと。

ですよね!?たぶんきっと!!


…って思い始めたのは、実はつい最近のことでして。


息子1歳1ヶ月。
喃語もだいぶ達者になってきたな。
そろそろ初語観察、スタンバイしとくか。

なんて聞き耳たて始めたら、

なんか、すでに、

言葉をしゃべり始めているではないか!!!?!?!

しかも、

何個かしゃべっているではないか!!?!?!

ちょちょ、待て待て。
どれだどれだ。
どれが初語だ!

ちょっと整理させてくれい!!!


候補①「あった」

探しているおもちゃを見つけたとき。
大好きなバスを見かけたとき。

それを指差して「あった!」と言うようになった。
5月後半頃からだった。

思い返してみると「あった」が出始めたのはかなり前だった。3月頃から始まってような気がする。
しかしその時は意味のある言葉というより、喃語としてただ音を出している様子だった。

それがだんだん、意味を理解して使うようになった。

最近では、一番よく使う。
一日に何十回も、何かを指さして、それはそれは楽しそうに「あった!あった!」と叫んでいる。


候補②「アレクサ」

正確には「アレクサ」とは言えていない。
「あーでぅあ」とか「あーくた」とか言う。

我が家のリビングに座するAIアシスタントの名前である。

アレクサに話しかけ始めたのは実は結構前だ。
4月頃だったと思う。

「『アレクサ』と話しかければ答えてくれる」と仕組みを理解してしゃべろうとしている。明らかに。

発音は上手くできてないとはいえ、十分に意味をもった単語だ。
ということは、これが初語…?

しかしだ。

記念すべき初語がこんなハイテクなハイカラなカタカナな単語ってどうなん?

認めたくない親心。
発音できてないしまだ不合格じゃん?とか言って、なかったことにしようとしている。隠蔽である。


候補③「ねんね」

就寝時。
寝返りダンシングタイム(寝落ちするまでの、ベッドの端から端までゴロゴロと激しく動き回る行為をこう呼んでいる)のときに、「ねんね、ねんね」と言うようになった。

なんの前触れもなく、ある日突然言い始めた。
確か6月入ってすぐくらいだった。

最近では、眠くなるタイミングでも「ねんね」と言うようになってきた。

意味をわかっていて、ちゃんと発音もできていて、しかも可愛い。超絶可愛い。

これを初語にしたい親心。
しかし、しゃべり始めたのは明らかに他の2つより遅かった。
ちょっとの差よ?誤差の範囲じゃん?とか言って、これを優位に持っていこうとしている。改ざんである。


栄えある初語グランプリに輝いたのは・・・

しゃべり始めたタイミングが早かった
そして何より、本人が気に入って使っている
「あった!」に決めたいと思います!!

「ねんね」も捨てがたいけど、しゃべり始めた早さで言ったら負けを認めざるを得ませんね。

え?隠蔽なんてないよね…?
誰もが納得の初語でございます!


いい言葉ね。
発見するのが楽しいんだね。好きなんだね。

これからも色んな世界に触れて
色んなものを覚えて
「あった!あった!」
って発見していこう!


でもね、道行く人を指さして「あった!」するのは遠慮しよっか…



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