百人一首美少女化企画No.5

第五首 金寺聡子 「花誘ふ」


金寺聡子「花誘ふ」
生成AIを使用して作成しています。

・入道前太政大臣
 花誘ふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり

 金寺聡子よ。こんにちは。

 今日は私の話をしていくわ。…ふふっ、私の自分語りって珍しいのよ。

 読み手は入道前太政大臣なんて、仰々しくなっているけれど、西園寺公経さんのことね。
 承久の乱の際に、鎌倉幕府側に討幕の計画を漏らしたことでも有名ね。
 当時の貴族は、政治も行わないといけないし、文化人でもないといけなかったの。大変ね。

 え、私について知りたい? もう、仕方ないわね。


 「花誘ふ」の花は、桜のこと。強風にあおられて雪のように降る桜の花びらを詠んでいるの。
 …ここまでなら風流な美しいだけの和歌なのにね。

 この和歌は、桜の花びらが降っているなあ、という感慨を詠んだだけではないの。
 桜の花びらが降りゆく様子を見て、自分も古りゆく、すなわち老いていくことの感慨を詠んだものなの。

 なんだか物悲しい気分になってしまったわね。
 …ふふっ、本当に罪な和歌。

 ん? もっと私のことを知りたいって?
 …そんなにがっつくものじゃないわ。ふふっ、今日のところは出直してきなさい。


次回予告(白鳥花緒ver.)


 白鳥花緒です。次回予告します。
 …次回予告って何をするんでしょう?

 そういえば、花粉症の季節ですよね。あたしって、花粉症がすごくって、この時期大変なんですよ。

 聡子さんもこの時期の歌の人ですよね。桜の花びらが舞ったら、どうして年老いたって思うんだろう?
 あたしは若いから分からないですねー。

 あれ、聡子さんの怖い視線を感じる? なんで!?

 ヒクッ、ヒクッ…。花粉です。あたしくらいひどい花粉症だと、花粉を感じることができ…ハクションッ!


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 あの子ったら、また人前でくしゃみを。

 ……え、どうして聡子さんが怖い顔を?
 まさか、またあの子が粗相を…。

 すみません、聡子さん。何か失礼なことをしたようで…!
 それでは、失礼します!


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