サンタさん、他人に興味がなくなる薬をください。

12月25日午前1時、サンタクロースが光よりも早く夜空を駆け回る頃、自分はジムのランニングマシンの上を駆けている。

まあ、当たり前のように今年も一人なので、淡々と仕事をこなして、飯を食って‘"推し"に時間を割く当たり前の日常を過ごしていた。

そして、TikTokを見続けるのと同じくらい時間の無駄なインスタのストーリーを何気なく見て、そしてTwitterで誰かも分からないアカウント同士が今年も"4℃"論争を繰り広げているのを見て疑問が生じた。(自分が4℃で働いてたらこんなの溜まったもんじゃ無いし、想像するだけでTwitter怖ってなった)

「なんでサンタさんでも無いのに恋人にプレゼントを渡していいディナーを食べるんだろう」

毎年クリスマスにこの疑問が生じてイライラするのでついに言語化してスッキリする作戦をとることにした。

そもそも、クリスマスというイベントのターゲットは子供であり、あの頃は無邪気にいると信じていたサンタクロースからプレゼントを貰うイベントである。この概念に沿って考えると「大人が大人にプレゼントをあげる」このムーブにどのような意味があるのだろうか。

1.いつも一緒にいてくれてありがとう。という感謝を込めているパターン。

2.今年一年、お疲れ様でした的なパターン。

3.俺もしくは私があなたのサンタさん♡パターン。

4.12月が誕生日でまあクリスマスであり年末だし祝っとくか的な子供の頃に12月生まれが一番恨むパターン。

この4パターンのどれかが解なのだろうと勝手に落とし込んでみた。いや、むしろこれ以外があるのだったら訳分からん。これ以外の理由があったらサウンドバック状態にそいつをしたい。まず、そいつって誰って話なんですけどね。

あ、でも一個ある。あったわ。

それは、

「周りがプレゼントをあげるから、周りに合わせる。」

これが正解だ。バシッと腑に落ちた。
それと同時に「何なん?」となる自分も共存してる。いるよね、何でもかんでも周りに合わせる人。

勿論、自分の中で質問や疑問に対して、思考してから周りと同じ意見になることは自分でもあるし、雰囲気を乱してしまう場合もあるから合わせることもある。

でも、ここで話しているのはそんなことではなく、「脳死で周りに合わせる奴」のことを言っている。仕事において一番嫌いな人種。こういう奴らに限って、意味わからないところで否定だけして、いい気になってる。

クリスマスプレゼントの話してたのに気づいたら嫌いな奴の話をしてた。最悪。

ここまで文章を書いている間にランニングマシンマシン上ではグランドを20周もして、自分の思考は一周してきた。

結局クリスマスプレゼントを渡す渡さないなんてその人の勝手だし、理由がなくてもプレゼントを渡したいタイミングなんていくらでもある。それが何となくでも周りに合わせてるでも、良くないっすか。自分よ。

こんな思考を巡らせてる時点でクリスマスに恋人がいて、楽しく過ごしてプレゼント渡しておいしいもの食べてる奴らに負けてるし、物凄くダサくて捻くれてる。他人に興味を持つことを辞めたい。

自分がダサいとバッドに入りながらも自分はランニングマシンの上をひたすらに駆け続ける。

サンタさんまだ頼み事が間に合うなら聞いてください。他人に興味が無くなる薬をください。

ツリーの下にミルクとクッキーを置いておくので。

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