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思い切って捨てる!〜辞書学習編〜

ボクの授業の特徴として、辞書学習があります。
国語だけにとどまらず、算数だろうが、社会だろうが、道徳だろうが、気になる言葉があれば全て辞書を引きます。いつでも辞書を近くに置いて、とにかく辞書を引きまくるのです。

ずっと前に、「青いチョーク」で書いたけど、授業中に辞書を引いた単語は意味を緑色のチョークで板書しています。かなり辞書を引くので、緑のチョークは白に続き第2位くらいの使用率です。

少しでもわからない言葉、気になる言葉、なんとなく使ってた言葉。一つ一つ確認することで、学習効果は何倍にも跳ね上がります
そんなことは誰でも知っていますよね。効果があることはわかっている。

じゃ、
なぜやらない?
いや、続かないのか?

まず、辞書学習を行うのに大きな大きな障害となるのが、辞書自体の大きさです。デカイ。分厚い。そして重い。学校の引き出しに入れると、半分近く占領されます。机の上においておくと結構場所を取ります。はい、つまりはジャマです。
その結果、辞書は教室後方の棚や廊下のロッカーの上などに配置され、手元にありません。なので、こんな感じのことがしょっちゅう起きます。

は!この言葉どういう意味だろう!?

取りに行くのめんどくさいから、あとで調べよう

あとで忘れる

結果、調べないで終わる

なんとか。、かんとか工夫して近くに置いたとしても、他にも問題がいくつもあって、辞書の継続使用の妨げになります。

とにかく辞書を活用するためには
・いつでも手に取れる
・すぐに簡単に開ける

という条件が揃わないと、継続して使うのは難しいわけです。

なので、ボクは辞書を使う前に、子どもたちと、保護者のみなさんにいくつかお願いをするのです。それは次の5ステップです。

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