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今だから崩したい積読本&漫画5+5_100日後にZINEをつくる、96日目
まだ読んでないという引け目と、そこに未知の感動が待っているであろうという期待。積読。
この待ち遠しさを胸に抱えて生きている限り、自分は人生に退屈することはないであろうという安心感。
それもまた、積読の大きな効能。
あっという間に年が明けて、ひと月が経とうとしている。書くことに囚われて、読むことがおろそかになっていた約3か月。
しかし、アウトプットに重心が偏ることで、読みたい本の質が変化した自分に今は興味津々。
そこで、今崩したい積読を、本と漫画で5作品ずつ、ピックアップ!
氷と炎の歌 : ジョージ・R・R・マーティン
恐らく、生涯で1番好きなドラマ不動の第1位。
『ゲーム・オブ・スローンズ』
生涯で1作品しか見られないとしたら、迷わずGOTを選ぶ。
このドラマの原作。文庫本で既刊5部全12冊。長い。
長いなあと、中々手をつけるタイミングがなかったのだけれど、そんなこと言っているうちに事故で死んだら後悔する。読まずに死んだら後悔すると思う本は、読める時に読んでおかないといけない。
面白いことは確実なので、あとはページを開くだけ。
スゴ本さんのお墨付きであったこことにも背中をおされる。
狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ : 梯 久美子
「語り」というものにとても耳を傾けたくなっている今。
「夫婦」という関係についても、もう一度視線を向けたい。
読む時のスイッチに。
産経新聞の著者インタビュー。
神々の沈黙―意識の誕生と文明の興亡:ジュリアン ジェインズ
聖書の読書会に参加していた際に、参加者の間で「この本を読んでしまったら、以前の目で聖書が読めなくなった」という言葉を度々耳にした。
そのタイミングで読む機会を失って今日まで来てしまった。
確認するとAmazonでの購入日は「2021/11/5」。
3年寝かせたら10年放置しそうなので、ぜひその前に読みたい。
松岡正剛の言葉もガイドにして読んでみよう。
失われた時を求めて 2~第一篇~:プルースト
1「スワン家のほうへ」を、柿内正午『プルーストを読む生活』と共に、岩波文庫と古典新約文庫を10か月かけて読了。
そこで一度燃え尽きてしまったけれど、noteを書くようになってから改めて感じるプルーストの文章のすごさ。
冗長ではなく、全て必然としてそこに配置されている言葉。
彼の風景描写に接すると、散歩という行為が、とても味わい深い、素晴らしい営みに感じられる。
無人島に持っていく本として最適な本だと思う。
10年かけて読破でもいいから、定期的に摂取し続けたい本。
アンネの日記:アンネ・フランク
『星の王子様』に並び「読んだことない」というのが心苦しいので、もうさすがに読みたい。
日々を記す「日記」というものについても、自分がnoteを書くことで興味を持つことができた。
「世界記憶遺産」にもなる程の語りに耳を傾けてみたい。
続いては漫画。
あさきゆめみし :大和 和紀
えー!読んでないのー!?という声が耳に響く。
昔kindleで2巻まで読んで放置。
今年は大河「光る君へ」にがっつりハマる予定なので、今読まなくていつ読む!
ベルサイユのばら :池田 理代子
わたしが保育園児であった頃、ベルばらのアニメを毎週楽しみにしていた母。オスカルが恋を諦めるためにドレスを纏う、あのせつない名シーンが放送された日。
テレビに釘漬けの母の隣でわたしは、なぜか自分の左手の中指に輪ゴムを巻くことに夢中になっていた。オスカルが真っ白なドレスを着るあの名シーンにさしかかった、まさにその時。わたしは母になすびの色に変色した中指を差し出す。
「変な色になっちゃったどうしよう」
娘の指の変色具合に青ざめる母。ガチガチの輪ゴムをカッターで切り、救出作戦開始!風呂桶にわたしの手を入れて、風呂場で母娘でしゃがみ、血がめぐるまでお湯を流し続けた。
娘の指に無事に血色が戻った母は「今週のベルばらを!私が!どれだけ楽しみにしてたと思ってんの!!!」と怒り狂った。
わたしの中で、オスカルのドレスはなすび色の指と母の怒りの記憶。
原作を読んで、オスカルのドレスをなすびから解放するのだ。
日出処の天子 : 山岸 凉子
わたしが苦手なジャンル。科学とSF。
SFアレルギーなわたしは、買ったはいいが積みっぱなし。
しかし、日本の古代史へのロマンを語るのであれば、この作品ははずせない。『持統天皇物語』で飛鳥時代への面白さにどぼんした自分。
この扉を開けばもっと面白くなることは、わかってる。
ランド : 山下和美
人の「こちらとあちら」について、考えたい。
これは集中して一気読みしたいと思い、1巻だけ読んで1年熟成させてしまった。(昨年のブックオフ正月セールで購入)
11冊にどっぷりひたって読みたい。
風の谷のナウシカ : 宮崎駿
読んでないのー!?という声が耳に響く。(n回目)
蟲眺めるのだいすきだし、信仰についても考えたいし、読んだ方がいいことはとっくに知ってる。
読みます。
ここに『風雲児たち』も加えたい。
娘にずっと急かされている『応天の門』と『ゴールデンカムイ』も早く読まねば。
どうも今の自分は「物語」と「歴史」に頭が傾いているみたいだ。
歴史も大きな物語だもんね。
歳を重ねるにつれて、物語の摂取が不器用になっていくけど、「聴く」ように読んでみたいと思った。
その本を漫画を自分がどう読むか知ることは、わたしの現在地を知るための大きな手掛かりになると思う。
こうやってずっと、自分と遊んで生きたい。
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