冗長なわたし_100日後にZINEをつくる、12日目
ここまでnoteの投稿を続けてきて、書くことがないことよりも、書きはじめるといつまでもうだうだと終れない自分の思考のクセを目の当たりにして、大学のレポート提出で「文が長い」とコメントされたことを思い出す。
冗長な人間は何かを伝えたいときには意識して積極的に「。」を使う必要がある。
ごてごてすればするほど、結局言いたいことが伝わらない。
「要するに」の要約作業を相手にさせるのは親切じゃない。
わかっているけど本当は、「要するに?」なんて思考を手放し、プルーストのように「、」でつながれていく世界をさまようことが好き。
彼にかかれば叔母の家の匂いでさえ、果てしない感覚世界への入り口になってしまう。
要約不可能な一文。
追えば追うほど「。」が逃げていく文章。
読み進めるにつれ鼻の奥の匂いがどんどん変化していく、冗長ではなく見事な一文。
(しかしこれは読むから楽しいのであって、こんな話し方をする人がいたらたぶん嫌われもの。)
「でも」「でもやっぱり」「結局は」という思考をぐるぐると続けながら、やっぱりわたしはらせん状でしか生きていけないようだ。
ZINEのタイトルはどうしようか。
明日へつづく
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