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母の大晦日は長い_100日後にZINEをつくる、69日目

10時起床。
昨日のデジャブのように11時に家族の朝昼ごはん。
日本海側の冬らしく、雲の多い空だけど気温12度で暖かい。家中の窓を開けて掃除機かけ。
洗濯機のスイッチを押して、いざ大みそかの買い出しへ。

一軒目、のスーパーへ。おせち用の栗、伊達巻、かまぼこ、数の子、お餅。「どっちかひとつ」を封印された人たちが強気で選ぶ大量のお菓子。スーパーのかご4つと引き換えにヘビのように長いレシートを財布に入れて、生鮮品目的の二軒目のスーパーへ。

牛カルビ1kg!クラシタ600g!カイノミ500g!スペアリブ1kg!豚ももブロック1kg!豚ミンチ1kg!サーモン、かんぱち、たこ、えび、いくら!
もはや何人家族なのか、自分が何をつくるのか、正気を失った状態で一軒目より長いレシートをゲットして帰宅。
今月のエンゲル係数を想像しないように努める。

帰宅後にとりあえず冷蔵庫にぎゅうぎゅう詰めこんで、飲み物を買いにダメ押しの三軒目。買い物だけでえらい消耗する。年々疲労が腰に来る。しかし、ここで座るともう立ち上がれないことも知っている。

とりあえず、米6合の炊飯をセットして洗濯物を干す。
2回目の洗濯機スイッチを押して、夕飯準備をしながら明日の栗きんとん用のきんとんづくり。
テレビの前でぼけっとしてる夫に裏ごしの役目をまかせて、手巻きずしの準備。奮発した赤エビの頭で味噌汁。

どたどたお風呂に入ってぽかぽか暖まった人たちと、18時半に乾杯。家族の「おいしい!」「最高!」「うまい!」を聞きながら、ほくほくした気分で久しぶりのビール片手に洗い物を片付ける。

お腹いっぱいになった人たちが床で転がりだしたのと入れ替わりで、手巻きずしを堪能。エビが甘くて美味しい。大量のかいわれと脂ののったかんぱちをパリッとした海苔で巻いて食べる。うーん、幸せ。

腹ごしらえしたあとは大量の食器をわしゃわしゃ洗う。
二度目の洗濯物を干して、三度目の洗濯スイッチON。元旦には洗濯したくない一心で干しまくっているけど、よく考えたら元旦には大量の洗濯たたみが待っている。家事は諸行無常である。

21時過ぎ、入浴。いつもより泡立てて全身を念入りに洗う。全身を洗いながらお風呂も一緒に洗う。自分も浴室もシャワーで泡、泡、泡を一気に流してさっぱり。
何かをリセットするって、すごく気持ちがいい。「せんたくかあちゃん」の気持ちがよくわかる。ホテルとかトイレの清掃とか、家の掃除業者とか、わたしはそういった仕事が天職なのかも。

三度目の洗濯物を干して23時、年越しそばの準備。柚子とねぎとえび天蕎麦。柚子って、お腹がいっぱいでも美味しく食べさせてしまう魔法の食べ物だ。

片づけをして23時45分。テーブルに夜更かしして楽しむためのおやつを並べて、ようやっと本日の母の役目は終了。

次女と息子がカウントダウンに備えてぴょんぴょんジャンプの練習をしているのを横目にnote。0時ちょうどに友達にLINEを送ろうと四苦八苦している長女。部屋でいつも通りゲームに勤しむ夫。
なんて平和な大晦日。

やりたくないのにやらなきゃいけないことは何もなくて、やりたいことはどっさりある。この状態で年を越せるって、こんなに幸せなことはないんじゃないのか。

あとひと月noteを書く、ZINEはできるんだろうか。ポッドキャストの配信もリスタートさせたい。学んでいることをいかに仕事にしていくかについても検討したい。読みたい本も観たい映画も山ほどある。今年、去年より仲良くなった友人と、来年はもっと仲良しになりたい。

この楽しみをたくさん抱えて、新年が来るのを待っている。
テレビのカウントダウンと一緒に子どもたちが声を合わせて言う。
・・・3!2!1!







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