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ウィーン・モダン展

ウィーン・モダン展に行ってきました。展示が終わるまでにその話を書こうとしていたのにあっという間に展示最終日……本日、8日までです。展示内容はもちろんのこと建物も面白かった。国立国際美術館、周りに大きいオフィスビル等が並ぶ都会(大阪の中之島にあります)のど真ん中なのに建物を上に伸ばさず地下3階にメイン展示室のある不思議な美術館だったので、まだ行ったことないよという方はぜひ一度足を運んでみてください。唯一地上で見えている部分がかなり奇抜な見た目。

銀のアイテムの変わらないかっこよさ!
ウィーン世紀末芸術の潮流が生じた時代背景などを伝えるため、絵やポスター以外にも当時つくられていた椅子や銀食器などが展示してありました。銀食器や銀の日用品、今現在発売されているものですと言われても何ら疑問を抱かないほど洗練されていて感心しました。磨けば元の輝きに戻るし、造形としても古さを感じさせないデザインだし最強だなあ。

作者と作品はイコールではない
エゴン・シーレ、めちゃくちゃ問題起こしてばっかりだった人なんですが作品の持つ力がものすごいです。生で見られてよかった。色遣いが大好きなんだ。
作者≠作品、冷静に考えればこれは至極当たり前のことなんですが、「こんな素敵な作品を作る人だから優しくいい人だったに違いない!」といった勝手な想像をされることは結構ありがちだと思うんですよね。現代でも「そんな人だと思ってませんでした!失望しました!」みたいなこと起こるし。作者と作品、分けて考えて作品に正当な評価ができればいいですね。


おまけ1 会場で唯一撮影可の絵

グスタフ・クリムト【エミーリエ・フレーゲの肖像】


おまけ2 ツイッターに載せた絵

描いたのに消さなければいけない世……もういっそ描かずに修正しておいたらその下には描いていたことになるんじゃないかな(?)

おしまい。

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