【アカデミックスキルズ⑥】大学の図書館を活用しよう!
こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。
大学でのレポートでは、関連する文献を読んでレポートに引用します。レポートを書くために文献が必要なことはわかっても、どうやって見つけたらいいのか困っている人はいませんか?
大学の図書館を利用して文献を探す方法をお伝えします。
図書館で文献を探す
大学の図書館には本や学会誌など文献がたくさんあります。大学図書館で文献を探すときには、探したい文献の配置場所がどこかを知る必要があります。
1. OPACを使おう
大学図書館で本を探すときには、まず各大学のOPACで検索しましょう。OPACとはオンライン蔵書目録のことで、図書館に所蔵されている文献の書誌情報、配置場所を調べることができます。
入手したい文献が決まっているときは、その著者名やタイトルで検索して配置場所を調べます。まだ文献が決まっていないときはレポートに関連するキーワードで検索してみましょう。
だいたい図書館内に検索用のパソコンがあります。自分のスマホやパソコンでも探せます。大学の図書館のWEBサイトにオンライン検索のサービスがあると思うので、探してみてください。わからない時は図書館のサービスデスクで聞いてみましょう。
2. ブラウジングで探す
多くの図書館で、文献は日本十進分類法によって分類され、番号順に書架に配置されています。そのため関連する内容の書籍は近くに配置されています。
1つ関連しそうな文献をみつけたら、その近くにある本を手に取って眺めてみるといいでしょう。このように直接書架に行って探す方法は「ブラウジング」と呼ばれます。 OPACでの検索ではヒットしなかった文献を発見することができます。
図書館サービスを利用する
1. レファレンス・サービスを利用する
文献を探しているときに、「見つけたい情報がだいたい決まっているのに見つからない」ことや、「必要な文献を特定したけど、何らかの理由で入手できない」といった問題が起きることがあります。そんなときは、図書館のレファレンス・サービスを利用しましょう。
レファレンス・サービスでは、探している文献が図書館に所蔵されているかの確認や文献を探すための資料や情報の提供など文献を調べる手伝いをしてくれます。必要な文献についてあいまいな相談でも対応してもらえます。文献を調べるヒントになりますので、文献検索に困ったときに利用をおすすめします。
2. 文献を取り寄せる
入手したい文献が見つかっても、所属する大学の図書館に所蔵されていないこともあります。所蔵がない場合には、他の図書館から文献の複写物もしくは図書の現物を取り寄せることができることがあります。
※取り寄せ費用や取り寄せできる図書館などは各大学によって異なります。大学図書館ホームページやレファレンス・サービスで取り寄せの詳細を確認してください。
3. 返却期限の確認・貸出期間の延長
大学の図書館ごとで一度に借りられる数、期間が異なります。貸出可能数・返却期限を確認しましょう。
借りている文献の返却期限が来る前に貸出期間を延長することができることがあります。大学での勉強やレポート作成で長く文献が必要になることもありますので、返却期限の確認や貸出期間の延長を定期的に行うとよいでしょう。
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