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アート

アートってとっつきにくいと思っていた。
だけどある日、急にあることを思い付き、アートに興味を持つようになった。

心のなよなよを発揮して、辛いよー、とか、この気持ちを誰かに知ってほしいよー、と泣いていた。
我ながら情けない。
こういうジメジメした気持ちって誰も聞いてくれないよな。
面白くないもんな、と腐りかけていた。

あれ、こういうのって、歌の歌詞にしちゃったりすると、逆にみんな泣いて喜んだりしてない?
あれ?
ただキモいことを誰かに言おうとしても誰も興味もってくれないのに、この違いはなんだ?

これが表現、芸術、アートか!

とね。
閃いたんです。
なるほどと。
人間って誰しも臭いものをもっていて、それをうまく消化、昇華するために色々な芸術表現ができてきたんだなと。

歌、ポエム、俳句、短歌、写真。
演劇、絵、踊り、彫刻、小説。
ミュージカル、歌舞伎、映画、コント。
茶道、華道、書道、作庭、盆栽。

どれか一つ表現方法を身に付けたら、みんながぼくのこのしみったれた思いを聞いてくれる、共感してくれる、熱狂してくれる!ということに気付いた訳です。
どれかなと。
歌は好きだけどうまくない。
踊りもまあ先が長い。
絵は壊滅的に下手(逆にありなぐらい)。

あれ、演劇よくね?となりました。
前から好きだったし。

ということで、今一番興味のあるアートは演劇。
あと茶道。

とはいえ、とにかく食わず嫌いはせずになんでも試してみたい、というポリシーをもっています。
なので、絵を観に行ったりなんだかんだします。

でも絵とかよく分からない。と思っていました。
昔テレビで、買うつもりで観るといい、と聞いたことがあって、試してみると割といい方法。
だから今でも買うつもりで観るし、時々ポストカードを買ったりする。
最近付け足しているのは、自分が描く、作るつもりで鑑賞するのもいいんじゃないかと思う。

印象派の絵、ピカソの絵が好きだなと思いました。
印象はとにかく色が綺麗。
モネとか、ルノワールとか。
穏やかで、淡くて、夢の世界という感じ。

ピカソは意味不明だったけど、ゲルニカの解説を聞いて、目から鱗でした。
戦争の悲しさや恨みなどを表現していると。
とすると、あれだけばらばらになってしまっている人や家畜たちが、納得いく。
単純に体がばらばらになっただけではなく、どうやって受け止めたらよいか分からなくなり、現実がばらばらになってしまった。
あの表現を取らなければ伝えられなかった思いがある。
そんなことを思って、震えました。
そこからピカソが好き。

そんなこんなで、何か芸術表現を身に付けるといいよな、というのと、いろんなアートに触れてみるといいかもね、という話。

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