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ヨガ

彼女がある日、ヨガを始めた。
当時流行っていたラバに通うようになった。
長く付き合っていたので倦怠期というか、そんなだったが、ヨガから帰ってきた日は綺麗に見えた。
ただ、自分もやってみたいとは思わなかった。

それから何年か後、別の人と付き合って、一緒に住んだ。
彼女はヨガマットを二つ持っていたので、借りて初めてトライしてみた。
数年の間に、環境も心境も大きく変わっていた。

彼女が出て行った後、部屋にはヨガマットを一つ残してくれていた。

思い出を振り返りながら感傷に浸ってみました。
いかがだったでしょうか。
さて、ヨガのメリット。

まず瞑想。
瞑想って大事、と色んなところで言われているけども、何したらいいかよく分からない。
今のところの結論は呼吸に集中すること。
スマホとか、いろんな悩みとかがあるから、1分でも同じことをじっと考えるのは難しい。
呼吸に意識を向けることで、素の自分に戻ることができる。
ヨガは、身体をゆっくり動かしながら深い呼吸をすることができる。

柔軟性。
身体が固いと、怪我をしやすいとはよく言う。
もしアスリートが身体が固かったら、可動域が少ないからプレーの幅も狭まりそう。
そして血液やリンパの流れがよくなる。
姿勢をよくすることとも繋がるが、実はこれ結構精神面にも来る。

この辺はなんとなくイメージがあるかもしれない。
だけど、この先にもう一個ある。

身体を鍛えること。

以前Netflixのドキュメンタリーで観たのだが、実は現代のヨガは身体を鍛えることが目的だったらしい。
「聖なる呼吸:ヨガのルーツに出会う旅」というタイトルだったが、今は観れないようだ。
古代インド(チェスの記事の時にも出たワード)で誕生したヨガだったが、一般の民衆には長い間忘れられていたようだ。
インドがイギリスに統治されていた時代、反乱のため身体を鍛えて準備していたらしい。
その時に役に立ったのがヨガだったそうだ。

ぼくは身体は鍛えているけど、そもそもの体力がないな、と思っていた。
言ってしまえば虚弱体質というか。
それが自信をもつとか、努力して何かを達成するとかを阻んてきた部分すらあると思う。
だけどヨガは、体力がなく虚弱体質の人を、変える効果があると信じられて活用されていたのだ。

意外だ。
片岡鶴太郎を見て、強そう、と思ったことはなかったからだ。
確かに、どんな姿勢を取るかによっても大分変わるだろう。
だけどやり方によっては、身体を強靭に鍛えることができるのだ。

それを知ってからヨガをやる時に意識するようになったが、確かに関節周りやインナーマッスルがかなり鍛えられている。
普段取らないような姿勢を取ると、使っていない古ーい筋肉や筋が泣き出す。
ポーズからポーズに移る際も、上手にやると関節が鍛えられる。

最近は筋トレ人口がかなり増えてきたと思うが、ぜひその一環としてヨガも認知されてほしい。

お手頃価格のヨガマットと、youtubeでマリコ先生の動画(B-flow)を観ながらインストラクションに従って行えば、意外と簡単にできるようになる。
じっくり取り組めば、心身共に鍛える素晴らしい時間になる。

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