翔る
【短編】"電車小説" 「翔る」
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時速約50キロ
左右に流れていく風景の細部まで確認できる私の限界の速度。
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電車の運転をしていると0キロ〜約80キロまで速度を出す。(私の場合)
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不思議なことに前方の風景は何キロ出そうが確認できる
しかし左右を流れるそれはそうはいかない。
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約50キロまでは、、
試みると意外になんとかなるのだが、、
(クリクリに見開いた目ん玉は必死に左右に行ったり来たりしてはいる)
それ以上になると
ビュンビューーーンと何本もの線となってただただ横を通り過ぎていくだけ。
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未来や過去にタイムマシーンでタイムスリップする映画や漫画のワンシーンみたいなかんじ?
と言えば分かりやすいか
どれだけ綺麗な花や草木、お洒落な家もただの色つき線と化す
そしてそれ以上追って確認しようとすると目が廻って頭の上にピヨピヨとひよこが踊り出す。
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なんだかこれは
"目標"に向かう私そのものだなと思う。
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次の駅を"目標"として走りはじめる。
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重い車体を引き連れてガッタンと動き出し
少しずつ軌道に乗り時速約50キロ、、
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目標をまっすぐ見据えながらも
左右に目を向ければ
友人や同僚、家族や大切な人の
助言や想いもしっかりと受け止め
噛み締め取り入れながら進むことができる。
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しかしそれ以上速度を上げようとすると目の前の"目標"しか目に入らなくなる
"目標"を達成する上で忘れてはならない大切なものがただただ線となり横を通り過ぎていく。
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きっと
"目標"へと翔るための適正な速度は
人それぞれちがう
私は約50キロなんだ
あなたは"目標"に向かって何キロで翔る?
END
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西野亮廣さんのvoicy記事👇
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