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天気の転び方

 私、仕事が終わってから、急いで買い物をしていたんです。
 一応、週末で、月末で、物入りだったもので。

 天気予報では夕方は雨が降るらしいとのことで、嫌だなー大丈夫かなーと考えながら、自転車をこぎました。幸いにも、青空の覗く空模様でした。時折浮かぶ、雲は分厚かったものの、ウザいほどの日光が地面を輝かせていました。

 私、頑張ったんです。店をハシゴして、生活に必要な物を、たくさん買いました。外気の熱と、店内のクーラーに、くらくらしながら買い物をクリア―。ふと見上げると、空はいつの間にやら斑模様になっていました。

 あれ? なんかおかしいぞ?
 私は言い様もない感覚にゾワゾワしたんです。

 私は、スマホで画像を1枚撮りました。
 何のことはない。ただの撮影です。どうせ、捨てることになるだろう……。そう思っていました。

 そして、直後。
 私は自分の想像を絶する経験をするのでした。


天変地異ってあるよねー。

 今日は稲垣潤一語りのつもりでした。ホラーではないけれど、びっくりした話で、夏の風物詩でもあるので(笑)。

 トップ画像の写真。ずっと、雲が暗いなーと感じながら買い物をしていて。帰宅直前、風も強くなってきて、なんとなく違和感・予感を感じながら、画像を撮ったんです。

 まだ、曇りで終わるかもしれないと考えながらの撮影でした。しかし、帰宅後、程なくして降水音が、窓越しに聞こえてきました。

 見てください。音が聞こえてから慌てて撮ったのです。

普段はワントーン明るい。

 音の具合からして察していましたが、地面は既にヌーディー。しっとりと潤っておりました。雷も鳴っています。音は、それなりに大きいです。


(※稲垣潤一、ターンⅡ)

 事前に空の写真を撮っていた私。これはすごいぞ、地肌で天気の変化を感じたぞとウキウキしながら、窓から室内に目を向けました。

 すると、どうでしょう?
 何か、何かがおかしかったのです。何だろう、物の位置は変わっていないのに。何も変わっていないのに。何かがおかしい。

 そのとき、稲妻が光りました。
 少し遅れて、轟が鳴ります。

 私は、気づいてしまいました。
 確かに変わっていた。明らかなことでした。

 部屋は、明るくなっていたのです。
 ルームライトが、不自然に明るくなっていました。


停電も、あるあるだよね~

 我が家では、その突発的な雷雨(ゲリラ豪雨かはわからない)により、少なくとも3回、電力が途切れていたようです。

 停電と言うほど長期的なものではなく、いずれも数秒単位の、不具合レベルのものでした。

 私、1回目は、写真を撮るために、室内の様子が判りづらい場所にいて、その変化には気づきませんでした。ただ、2回目に途切れる前に、寝室の室内灯が、なぜか明るくなっていて、違和感があったのです。

 室内灯は、スイッチをカチカチ素早く連打すれば、明るさが切り替わるシステムです。だから私は、最初は自分が間違えてスイッチを押し過ぎたのかもしれないと考え、忘れようとしていたのです。

 しかし、数秒単位の停電が、その後も続き、室内灯の状態が勝手に変わるさまを見て、その違和感が気のせいではなく、かつ理由がわかり、私は納得しました。

 扇風機が、最初は風力「14(中程度)」だったのに。一旦止まり(=2回目の停電で)、次は風力「1(最弱)」スタートしました(=3回目の停電後に、再スタートしたと思えば)。

 あとは、給湯器がリスタートして、出し抜けに「給湯できます」みたいな音声をデカく流したり。

 なんでやねん、と最初はツッコミ。
 しかしすぐに、妙な理解。

 おそらく近隣の落雷で、瞬間的に電力の供給が滞ったのでしょう。落雷のタイミングは、光と音と誤差があったので、直接的な心配は感じませんでしたが、それがきただけのことでしょう。


 まぁ、扇風機も、給湯器も、落雷にビビって、いつもと違う動きをしていただけなのだと思えば納得です。

《ぴゃっ? 何ナノ?》ってね。

 なんだか一瞬、自分の連載作品を書いているような気分になって、ニヤリとしてしまったのでした(笑)。




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