金曜日のドラえもんに幸福を感じる日々
小学生くらいの時、一週間のうち金曜日の7時が一番好きだった。
毎週必ず訪れるドラえもん〜しんちゃんの時間。
ちょうど晩ご飯ができてきて台所からはいい匂いがしてくる。
金曜日だけは宿題を終わらせていなくても何も言われない。
大人になってから感じることが減った、お金をかけない幸せな時間。
時の流れは寂しい。
ドラえもんも土曜日放送になってしまったし、至福の時間と言えばお酒で現実を忘れることである。
失ってから気づくあの時間の尊さ。
なぜ人間は失ってから過去を恋しく思うのかは永遠の謎である。
何か一週間のうちに毎週訪れる楽しみを自分で作ろうかなと考える、8月の終わり。