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シュトーレン 2022まとめ

未だにnoteの仕様をよくわかっていない主婦です。
今年のシュトーレンはちゃんと考察まとめ投稿するぞ…

するぞぉ…(自己暗示

最初に

今年は思い付きでイレギュラーな
仲良くしてもらっている人に食べてもらおう!的なノリで募集をかけたら
思いのほか募集きてヒエェェ…することになりました(語彙力

この度は、思い付きに付き合っていただいた方々感謝しかないです。
来年のためにも、作成考察とその他もろもろをまとめます。


え?考察?
いつもより長いぜ


ちゃんとお茶とお茶菓子の準備して読もうね!


スタバの抹茶玄米ラテ、結構甘くてシロップ入ってる?って聞いちゃったよ…入ってないであの甘さはホイップ自体が甘いんだろうね…(余談

シュトーレン 考察(材料編)

使用した材料と配合をざっくり

参考にさせていただいたレシピ ↓

前回のあらすじ(シュトーレン試作) ↓

シュトーレン (発酵後)約20cm×4本

中種法

  • 強力粉  200g

  • イースト 10g

  • 牛乳  200g

本生地

  • バター  180g

  • きび糖  110g

  • 塩   10g

  • 卵黄  40g

  • 牛乳  40g

  • 強力粉  400g

使用材料



強力粉(春よ恋)
個人的には外国産強力粉よりも、国産強力粉のが粉の味がしっかり伝わってくるので愛用しています。
コストを抑えたいなら外国産で問題ないんだけど

どうしてもね…
粉の味が分かりにくいし
ベースがしっかりしていないと副材(この場合だと漬け込みフルーツ)が生きにくいのは、自分が作るものには求めていない()

発酵もよく、窯伸び(焼成時の膨らみ)も安定しているため春よ来いはブレンドより愛用してます。

一時期はテリア特号も使ってました、こちらは名前が好きだったし
食パンで作るときはこちらを使用します。

イースト(耐加糖…金サフ)
発酵系は基本的に赤サフと呼ばれるインスタントドライイーストを使いますが、シュトーレンの様にバターや卵などの発酵を阻害する材料が多く入っている場合は金サフ使います。

中種法などの手法によっては赤サフでも十分対応できると思います。
私はうまくコントロールできるか自信ないので()
イーストは入れすぎると発酵臭で生地自体の匂いも食べたときの鼻に通る匂いも好ましくないので

パン系統は低温長時間発酵をするため、イーストの量は結構少なめです。
だけど作る工程が多いシュトーレンの場合は発酵時間を長くするよりも、イーストの種類を変えた方が賢明かな…と(個人の意見です

参考にさせていただいたシュトーレンレシピよりイーストは2g減。
それでも順調に発酵したので問題ないと感じました。


バター (無塩バター)
製菓・製パン(一部除く)は基本無塩バターでやってます。
バターのメーカーは基本的に問いません。
理由?基本的に業務用バターは値段自体が安くないので、品質が安定しているならどこでも。(現在450g800円が最安値?)

使えるならよつばの無塩バターが使いたいですが、家庭で作るには原価がかなり高くなってしまいます、冗談抜きで。
主に使っているのは明治・メグミルクあたりかな?業務用スーパーでの取り扱いがあり、買いやすい。

私がパティシエ業に従事していた時からバターの価格高騰・バター不足が始まり、今でも価格に至っては高騰し続けています。

販売価格自体は高くなっても仕方ないと思いますが
原乳の買い叩き・酪農家さんへの配慮がホントによくない…この国。

私自身、実家が兼業農家なのもあって第一次産業はホント大変…うん。

銀の匙百姓貴族がめっちゃ詳しく書いてます、興味ある方は是非。
両作品とも鋼の錬金術師でおなじみの荒川弘さんです、とても勉強になります。


砂糖(きび糖)
お菓子ならグラニュー糖、パンなら上白糖
みたいなところがあるんですが、私は作るものは
よほどのことがない限り、きび糖以外の選択肢は取りません。

きび糖は糖分以外にもミネラルが取れると聞いて以来、きび糖使ってます。
別にグラニュー糖でも問題ないけど、素朴さや食べやすさを比較すると

ど─────しても
きび糖に軍配が上がっちゃいます…高くなるけど(いつもの
ものによってはべた付く可能性があるため、感覚で調節しています。
そう、結局私は感覚派…知識大事なのにたまに感覚でやっちゃうときがあるんだ★(オチツケ


牛乳 (not低脂肪牛乳)
普段は低脂肪牛乳を愛飲してますが、この場合発酵とその他もろもろで通常の牛乳に切り替えました()

試作の時は低脂肪牛乳使いました。
ちょっと発酵が物足りなかったなぁって感じでした。
ものによっては低脂肪牛乳でも問題ない…ほんとさじ加減が難しすぎる()


シュトーレン考察 (工程編)


試作から変更した点は2点

  1. 発酵時間の見直し

  2. 混ぜ込みフルーツの方法見直し


発酵時間の見直し

試作を作って感じたのは
生地が硬くなりやすくボリューム感が出ない点です。

まぁ伝統菓子だし、長期保存だから硬くなるのは仕方がない。
でも…私が求めているものはなんか違うなぁと思ったので
他のレシピを比較して、発酵時間を増やすことにしました。

  1. 中種生地の発酵時間(20分)

  2. 本生地と合わせ、一部のフルーツ練りこみ→分割後ベンチ(15分)

  3. 成形後に35度30~40分程度発酵


めっちゃ成長した(発酵)


試作では2のベンチタイムは設けず、成形後の発酵だけでした。
発酵時間を適度に設けることによって、ボリューム感のあるシュトーレンができて個人的に満足…予想よりでかくなりましたけどw


混ぜ込みフルーツの方法見直し

全部最初から生地を混ぜ込んでしまうと、一部のフルーツが溶け込んでしまうためもったいないと感じロールする形を取り入れました。

手前いちご、奥マンゴー

特に苺とマンゴーは溶け切ってしまうため、フルーツロールケーキを作る感覚で巻きました。
それが功を奏して、空洞はできてしまうことがあったにしてもフルーツごとの個性をしっかり生かせたのは大きな成果。

特にラム酒漬けのいちごなんてものはあまり見かけないのか、食べていただいた皆様から好評だったのはありがたかった。

ラム酒漬け、レーズンと無花果は譲れない。
そしてフルーツを取り除いたラム酒は次年持越し決定です。
度数高いし、勿体ないし()
苺だけは漬け込む瓶を別にしないとなぁ…浮いちゃうんだよな。

その他

発送は当初蓋つきの箱に入れて簡易包装する予定が、シュトーレンが成長しすぎて蓋外して発送しました…()
キレイな状態で届いたのでホント一安心した…配達員さんマジで感謝。

こちらはラップのみ、この後圧縮袋に入れる

本体ラップで密閉・圧縮袋・乾燥剤入りでマジで完全防備は良状態だったので良かった、圧縮機買って良かった…


サンキューブラックフライデー。

圧倒的に荒れてる背景…


冷蔵発送(クール)で+220円
関東はどうしても1000円超えてしまうし、2日かかる。

常温なら1000円以内、Sサイズなら。
ヤマト運輸ならスマホで送り状を自宅で作成してから、配送センターにもっていった方が時短だった(かなり手間取った)

あとこの時に初めてペイペイを使い始めました。
なにこれ便利やん、世の中便利になったなぁ…。


2023/1/4 追記

約1週間ほど寝かせたシュトーレンを食べたら
脳内宇宙猫になりました。
つまり、美味かったってことです…これは最低1週間寝かせたいやつですね。

しかし1人最大2本までという括りで考えると、事務作業含めてしんどいので今度からは抽選形式を採用しようかな…割ときつかったし。

おわりに

いろいろありましたが、無事完遂することができました。

https://twitter.com/hirafuming/status/1610191782868049920?s=20&t=hOsFWazy8EqMuNl7q3Aa7Q

食べていただいた感想もうれしい言葉を沢山いただきました。
本当にありがとうございます。

…と、このブログを書いていると年を越しましたwww
予定通り終わりませんでしたが、アップすることに意義があると思い込むことにします(自己暗示

あけましておめでとうございます。

前年はブログ更新自体なかなかできずに、ちゃんと稼働させれなかったことが敗因ですね、主にPCがホントに動かなかったことですが()

ここ数年、果実酒ばっかり漬けている気がします。
分野が広すぎるからそろそろ専門分野を作るべき…なのか?いや私は無理だろうなぁ~って思います。(ダメ人間

定期的に自分の発表会という名のお菓子発送をできるように、日々精進していこうと思います。

今年もよろしくお願いします。
長文ですが、ご拝読ありがとうございました。