コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアルの話
先日こんなツイートをしたところ
著者の方から30秒後にリプライが届きました
これが「加速し続けたオトナ」のツイッター仕草か、と思いました。10個上の人生の先輩として、適度に見習っていきたいところです。
さて、このnoteではそんな「加速し続ける」メンさんに敬意を払いつつ、『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』の感想文を書いていきます。
私の感想にはミジンコほど興味のない方でもお読みいただけるよう、『コンサバ本(略称)』の内容もかいつまんでいきますので、
引き続きお読みいただけたら、うれしいです。
第1章
「"速い"はそれ自体が重要な価値だ」
(章概要)
タイトル通り、仕事には"速さ"へのこだわりを持つことが大切だ、と書かれた章です。
そのために、手戻りを無くす工夫や、段取りのための先読みスキルを磨く重要性、自身の実力を勘案して作業時間を想定し、仕事を仕留める"覚悟"を持つことの大切さなどが書かれていました。
(感想)
私の会社では、コンサルティング会社にお勤めの皆さんほど圧倒的な"速さ"を求められることがありません。
一方で、私の労働マインドは常に
「定時で帰りてぇ」
という利己的な思いが大勢を占めているため、いつもなる早で仕事を仕留めようと思っています。
なる早を意識すると、1日の始まりにシゴトの時間割を考えてみたり、マルチタスクをやめたり、60点の出来でもまず仕上げる※ことを目標に、とかく取っかかりを早くする、といった"習性"が身につくようになりました。
したがってこの章でいう"速さ=仕事の基礎力"といったスキルも「定時で帰りてぇ」思いひとつで、私結構頑張ってるなと、
少し嬉しい気持ちになった次第です。えらい。
....こんなペースでお気持ち表明していたら、いつまで経っても終わりませんね。
ゴールド•E•レクイエムが如く。
ハハっ
すみません、残りは私が特に読み返したいと思った箇所だけ抜粋して終わります。
第4章
「3ヶ月後に何を言えれば成功なのか?」
(章概要)
この章は、仕事に臨むならいつも"論点"と"仮説"の思考回路を持とう、という内容です。
そんな思考回路を我が身に染み込ませるには、
イマココで考えるべきことが何か、いつも自分に問い掛ける。
思いつく課題を5分で書き出し仮説を立ててから仕事をする。
すぐに思考を放棄して、他人にオープンクエスチョン「どうするぅ?」をぶつけて答えを求めるのはやめる。
といった「加速するコツ」が書かれていました。
(感想)
この「コンサバ本」でも一部引用がありましたが、入社初年度、先輩に勧められてこちらの本を読みました。
ですから実のところ私はコンサル本童貞を早々に卒業していたんですね。こちらの本もまたオモシロタメになる内容ですので、未読の方はぜひお読みいただきたいところです。
詰まるところこの「イシュ本(略称)」の内容にも重複しますが、シゴトではいつも、
何が目的で
現在地はどこで
どこを目指していて
そこへたどり着くための手段が何なのか
をはっきりさせておく必要があるわけですね。
そして目的のための手段に当たりをつけるには、
「今ここで答えを出すべき問い」が何なのか
どうすればその問いに答えが出せるのか
という視点を持つことが大切なんですね。
この点、
私が入社当時よく巻き込まれた会議では概ね、
"何のために集められたのかも判然とせず、参加者が一生アイデア出しを続けた後に「じゃ、そんな感じで」という着地をするか、声の大きい人のお気持ち表明タイムと化していること"が、ままありました。
(チクチク言葉出ちゃった。私の社歴が浅いから分かってなかっただけで、他の参加メンバーの間ではすり合わせも、論点整理もされていたのかもしれませんね。反省反省。)
一方で、ひょっとしたら"ここで出すべき問い"が分からず会議に参加している私みたいな人間もいるかなと思いまして、
コロナ以降のオンラインミーティングでは、自ら書記を買って出て、スライドを画面共有し、常にメンバーが何の話をしているかを論点ごとに書き分けて"見える化"するようにしています。
ハナシが見える化すると、関係ないこと(=今ここで答えが出ないこと)を話している人が炙り出されますので、私が指摘せずとも別のえらい人が論点を戻してくれたりします。
たすかる〜
「イシューからはじめよ」と合わせて、何度でも読み返したい章でした。
第11章
「お前って結局何ができるやつなんだっけ?」
辛辣な章題ですね。泣きそうです。
(章概要)
この章では、いつも学びに貪欲でいること、自分を客観視し、己が強みで勝てる場所を自ら作り出すことの大切さが説かれていました。
(感想)
読んでいるうち、私が新卒の頃に一度だけランチに連れ出してくれた先輩の言葉を思い出しました。
なんと前向きで後ろ向きなアドバイスでしょう。しかしこの言葉のおかげで、いまも資格試験の勉強をしたり、会社にとって自分に何ができるのか、考えるようになりました。
これからはメン先輩(正しくはカワシン先輩)の「お前って結局何ができるやつなんだっけ?」という言葉も胸に刻んでおこうと思います。
おわりに
冒頭、コンサバ本の内容も書きますと言いつつ、結局抜け感自省録になってしまいましたね。
しかし、ここまで読んでしまったあなたの負けです。コンサバ本の内容もろくになかったことで、かえって本書が気になってきてしまったのではないでしょうか?
私も、もう一周読んでこよーっと
コンサルティング会社
完全サバイバルマニュアルの話
おしまい
いただいた おかね は すべて 蕎麦 に きえます