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こちらからの提案に乗ってもらうためには


「信頼」「関係性」を作ったあとに…

・安全な道筋を見せてあげる
・すでに踏み出してる1歩が2歩3歩目へとつながるように後押しする
・動き出したことを賞賛しさらにモチベーションを上げてもらう


同じ立場に立った視点で言葉をとらえてもらうために同情を誘う


気を付けるべきは、同情してもらい「大変だ」「かわいそう」などと共感をもらえるから相手が行動を起こしてくれるわけではない。
あくまで同情してもらうことで「自分が〇〇だったら〇〇だなぁ」と、相手にとって未来に起こりうる状況を想像させたり、同じ立場になったときの気持ちを共有してもらうことで、聞く耳をもってもらうために同情を誘う。



アイデンティティー・ラベリング


たとえばダイエットのとき「10キロ痩せましょう」と行動を促すよりも「痩せて細マッチョになりましょう」と言われた方が言われた相手は義務感を覚えラベリングされた存在に近づこうとする。
驚くべきは支持された感覚がなくても相手は義務感を覚えてしまうところだ。
相手に行動を流すなら相手を名刺でラベリングする。


公平性を持って話す

人は多面的な視点で発言された内容を信用する傾向にある。
たとえば
「肉は健康に悪い!タンパク質とるにしても植物性を選べ!野菜だけ食べとけばいい!」
と言われるより
「主に加工肉が健康に悪いといわれますが、そうでない肉だとしても野菜や果物より消化に時間がかかるため、食べすぎは健康を損ねてしまいます。ただ、人は年齢によっても消化能力にちがいもあり、純粋にお肉の味が好きだったり、動物性たんぱく質にしかない効能もありますので、場合によって食べたほうが都合の良い方もいるかもしれません。ですが、健康のためや腸内環境を整えるためにも食物繊維を必須ですので、お肉よりも植物性たんぱく質や野菜から栄養をとっていくほうが良いと思います。」
などと言われた方が、利き手の意見が賛成でも反対でも多面的な視点で発言したほうが説得力が増す。



(※超影響力/メンタリストDaiGo著 参照)

◎今日の呟き
ふと思い浮かんだこととしては、地方の議員さんなどが票を得るために「市民の皆さんと熱い中ではありましたが、ゴミ拾いのボランティア活動に参加しました」「わたしも小さい頃〇〇な環境で苦しい思いをしました。ですので〇〇な環境は見過ごせません」などの活動報告が写真つきでチラシにて見たことがあります。
あれも「大変な人の気持ちをしるために努力してるんだなぁ」とか、「私と同じ境遇に似てるなぁ」などの同情を誘ってるようにも見れますね。
(というか、ご本人はそんなつもりはないかもしれないのに、こんな捉え方はいやしいかもしれませんが…)
ラベリングに関しては、またしても「ヤバイ集中力」という本に書かれてた内容にあります「欲望は映像としてイメージできるものの方が良い」といった点と同じですね。
自分の目標を立てる際にも有効ですし、相手に目標として持ってもらうときにも有効なようです。
公平性に関しては学生の頃を思い出せば明らかです。
中学生のころ。部活の時、ゴリゴリの熱血教師から指導を受けていた私は「どうして〇〇しないんだ!」「〇〇だからやれ!」と言われ、なぜ納得できる理由もなしにこんな練習をしてるのかわからず、やる気がまったくありませんでした。
自衛隊でもほぼ同じだったので「世の中の上司という人間は皆こんななのか」とその頃からずっと諦めてきてたんですが、身体より頭の方を使う必要のある仕事に就いてはじめて公平に話ができるようになった感じがします。時期的にパワハラや、モラハラという言葉がニュースで取り上げられるようになったことも追い風だったかもしれません。

私は趣味でアニメを見るのですが、昨日見た「3月のライオン」というアニメにて主人公の義理の父親の言葉で「人に指示されて行動に移すような人間には限界がある。」といったような言葉があります。
このあとに続く言葉を予測するなら「自らの意志を原動力とするからつきつめることができる」になるんじゃないかなと勝手に思っています。
私はこの意見に完全に同意です。
誰でも人に自分の生き方や人生を決められたくないと思いますし、やりたいことをやりたいようにやることに生きがいを感じるはずです。
みなさんも特定の誰かに一方的に「〇〇をやれ!」など理由も選択肢もなしに提案してる場合には、少なくとも「〇〇をやったら〇〇になってしまうよ?」のように未来の姿を想像させる提案をされるのが良いかと思います。



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