見出し画像

パートナーとの上手な関係の作り方について①


「夫婦、カップルの為のアサーション」野末武義著 参照


パートナーと生きていくというのはダンスに似ている。
初めはよくとも、徐々に踊っている場所が悪くなったり、相手とのタイミングが合わなくなる。片方がそのタイミングを崩したのに気付かず無理やりに踊らせ続けるのか、相手の歩調に合わせようと努力するのか。それが難しいから次々と問題が起こる。
時代は変わり、環境も変わる、必ず問題は起こるのだから、一方的な説教ではなく、お互いに意見の言い合える関係作りと、普段からの建設的なコミュニケーションが必要。

アサーションとは自分も相手も大切にする自己表現。

この本はパートナーを変える為の本ではない。

宮崎駿監督の言葉
『大事なものは、大抵めんどくさい。』

面倒だと思わず、大事な関係だからこそ努力して相手を理解し続けていく姿勢が必要。

全ての結婚は異文化問題。

パートナーとどのような関係性を気付いていくかは子供の頃からの養育者との関係の中で体験したことに強く影響を受けているから。

皆、自分の家族の関係をそのままパートナーとの関係性にも持ち込む。

これは単に育った環境の良し悪しでその人が親として、パートナーとしてダメだということではない。

■例えば、親に否定的な感情を持って育った人の場合。

妻の方は母親から「これからの時代は女性も自分で稼がなければいけない」と育てられ、
夫の方は父親を参考に「男が女を守るべきで、女は家庭を守るもの」との考えを持っていたとする。
子供ができるまでは仲が良くとも、妊娠し子供がある程度育った時に妻が「働きたい」と言っても夫の価値観に合わず考え方の不一致から争いが起きる。


■例えば、親に愛されていた人の場合

育っていく上で、親になんの疑問も持たず完璧な親だというイメージは理想化されてその理想をパートナーに押し付けてしまう。
親のような理想とは程遠い、一致しないパートナーに失望し愛想を尽かしてしまう。心理的に親の子供のまま結婚してしまっている。

要するに夫婦の関係がうまくいってない時、どのような子供時代を過ごして何を体験してきたか、親との関係がどうその人の心の中に生き続けているか、どのような価値観を身につけてきたかを理解すれば、解決方法が見えてくることがある。


アメリカの家庭療法家フラモは、は、

「夫婦が離婚を考えている時、本当に別れるべきなのはパートナーではなくて、心の中に生き続けている親であることがしばしばある」

と指摘している。


今日はここまで


◎今日の呟き
実は僕はバツイチで、女性との関係性を築く上で一度失敗しています。
特に元妻に未練も、恨みもありませんが、子供に寄り添ってあげられないことだけが少し寂しいこの頃です。もちろんありがたく養育費は支払っています。(育っていく子供の力になれる訳ですからね)
夫婦でも、カップルでも別々の価値観を持った者同士が共に生きるということは本当に大変なことだと思います。
僕は面食いで(大体皆さんそうかもしれませんが)「タイプの女性ならどんなことでも我慢できる!」という考えから見た目は理想の相手と結婚できました。
初めは幸せだったんですが、お互いに初めのうちはネコをかぶっている者です。どんどん相手のアラが目立つようになってきました。
それも計算のうちだったんですが、僕の場合は甘やかしていたらどんどん何もやらなくなってしまって、それでも良しとしていたんですが、子供ができた途端に関係が悪くなり実家に戻った妻と復縁はならず、そのまま離婚するしかありませんでした。

僕はそんなつもりはなかったのですがもしかしたら「上部だけ合わせてる」と思われていたのかもしれません。
僕は基本的に合理的な人間なので、どれだけ相手が可愛い子だとしても、そもそもほとんどの合理性に欠けた女性とのコミュニケーションが苦手です。それでも温かい家庭には憧れがあったので結婚までしたのですが、うまくいきませんでした。

もう女性は懲り懲りだ。結婚なんてしなくていい…と今は思ってはいるんですが、失敗は成功の元という言葉もあります。
結婚は特に望んではいませんが、苦手な女性との上手なコミュニケーションの術を持てば付き合いのない相手だとしても、いろんな面で余計なストレスを抱えずにすむんではないだろうか。「何か良い気づきが持てるかな?」との思いで、この本を手に取りました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?