ゾーンに入って仕事をするには


①注意散漫の原因をシャットアウトする

原始時代の頃の人間の本能は現代人の中にも生きている。
集中すべき時に、例えば通知を何度も繰り返すスマホを置いていたり、目に見える範囲にビビットカラーの小物を置く、あるいは視界の中に動くものがチラつくなど。視覚以外にも聴覚、嗅覚、気温にも注意が必要だ。
他、資料を山積みにして必要なものをパッと取り出せない環境も探す時間を無駄にすることにつながる為、もし集中できないのであれば環境の見直しは必須。


②十分な時間を確保する

フロー状態に達するのに15分。真のピークに達するには45分近くかかると言われる。最低でも90分、できれば2時間フルに使えるようにスケジュールを組む。


③好きなことをする

嫌いな作業をいやいや続けてもフロー状態には入れない。
ここで言う「好きなこと」というのは、例えばパティシエが大会に出すデザイン性の高いケーキを作るとする。
その場合「テーマ」「デザイン」「味のバランス」「造形」等が必要になってくると思うが、人には得意・不得意があるはずだ。デザインをするのが好きな人もいれば、ひたすらデザイン通りに造形するのが好きな人。
要するに、やるべき課題があるとき、その中の「好きな作業」をフロー状態にもっていくイメージ。


④明確な目標を持つ

例えば「小説を書く」のであれば、そのまま2時間、タスクを好きなことと苦手な作業に分けずに小説を書くのでは無くて、以下の二つに分ける。

①あらすじを考える
②物語にぴったりくる言葉を選んだり登場人物に命を吹き込む

大事なのは「やるべきこと(この場合小説を書き上げること)の中でも自分が楽しくできる部分をフローの時間に充てる」ことだ。

あらすじを考えるのが好きなのであれば、その時間をフローの時間として2時間の枠をとる。逆の場合も然り。


◎今日の呟き
ネット上に掲載されていた記事に少し自分なりの手を加えて今回載せました。
世間には有名な「ポモドーロ・テクニック」という名の集中方法があります。25分取り組んで、5分休むをサイクルとして課題に取り組む方法です。
私は普段からこの方法を取り入れていたのですが、はじめのうち若干イヤイヤながら取り組んでいた、英語学習とピアノの練習が楽しくなってきて「これは休憩はさまなくてもいけるんじゃないか?」と思ってやってみたところ、(あくまで個人の感覚ですが)集中して取り組めてるように思います。

そこで今回は「フロー」に興味が湧いたので簡単に調べてみました。
やはり一番のネックは「好きなことなのかどうか」ですね。
なんでもかんでもダラダラ続ければフローに入れるわけではないということ。
皆さんも、「この作業は楽しいな!」「最近この作業が楽しめるようになった!」と気付きがあった場合には、その作業だけ、あとでまとめて取り組むスケジュールを立ててみたり、チームで一つの作品を作り出すプロジェクトならフローに入れる作業を自分の強みとしてアピールしてみるのは良いかもしれません。


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