見出し画像

相手との架け橋の作り方



「意見+なぜ」でほぼどこでもコミュニケーションはまかなえる。
日常からビジネス、論文、話す、書く、読む、聞く、会議。
大抵のコミュニケーションはまかなえる。

中年のおじさんが笑みを浮かべて「女子高生と話がしたいですね」と聞いただけではあらぬ嫌らしいイメージを連想してしまうだろうが、
たとえば
「女子高生と話がしたいですね。なぜなら、女子大の理事長をしておりまして、深刻な志願者不足に悩んでいるんです。女子高生が大学に何を求めてくるのか聞いてみたいと思いまして。」
とここまで聞いたらどうだろう。

または若者が「やりたいことなんてない。なぜってふられたばかりで何を考えるのもキツいんだ。」と言ったらどうだろう。

「なぜ」を考え「なぜ」を伝える。

対等なコミュニケーションを仕掛けていくための原則である。



自分でものを考える方法


次の質問に一つずつ、心の中で答えてみる。

・今食べたいものは?
・今週中にどうしてもやりたいことは?
・今月中に予測できる最も楽しいことは?
・今年中に会いたい人は?
・この1年で一番辛かったことは?
・明日の自分、現実的に考えて、最悪なシナリオは?
・明日の自分、現実的に考えて、最良のシナリオは?
・最悪のシナリオになるとしたら何が原因か?
・最良のシナリオになるには何が必要?
・今から24時間以内に一番やりたいことは?


考える道具とは「問い」だ。

自問自答を繰り返し、粘り強く考えて考えて「あっそうか!」と腑に落ちて「私が言いたかったのはまさにこれだ!」というのが見つかったらそれが自分の「意見」ということになる。


自問自答を繰り返し出てきた答えはなかなか揺るがない。
答えが見つからず、どう考えていいのかわからない時には「問い」を立てて自分にインタビューしてみる。
たとえばやりたいことが浮かばないのなら、反対にやりたくないことは何なのか?という風に。

学校で習った5W1Hも結構使える。

24時間以内にやりたいことが見つからないのなら

・24時間以内に自分が関わる人物は誰と誰か。
・これから24時間を過ごす場所はどこか。
・どうして一番やりたいことをはっきりさせるのだろうか。

こんな素朴な問いでもいくつか問を出すだけで突破口が見つかったりする。



(※あなたの話はなぜ「通じない」のか/山田ズーニー著 参照)

◎今日の呟き
私は自分のことや悩み事があった時に考えるのが苦手です。
一方方向にしか考えられないから大体の問いが「だから結局無駄」とか「結論で言えば諦めるのみ」とかになってしまいます。
だからこそめんどくさがりでもあるのですが、そもそも考え方に変化球がなかったのかもしれません。
思い込みの力は凄いので「俺は動物だ」って考えたら、予定通りの行動を予定通りにこなす動物だと自分を思い込んでこれまで習慣的な行動も継続させることができたふしすらあります。
この本は面白い。
自分から湧き出た疑問を、自分の頭だけで考えて腑に落ちたなんてこと…おそらく今まで一度もないので腑に落ちる解を得られるようにこの本の方法をトレースしてみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?