191128_世田谷のやつコーヒーゼリー

快適睡眠ライフへの道

 この間の月曜日まで、無地良品週間でした。
 一応説明しますと、無印良品の会員であらば、何を買っても10%の優待が受けられる期間のことでございます。

 わたしは無印で働いているわけでもないんですけど、家具も文房具も、時々服まで、なんか無印のものを買っていることが多くて…。
 それで、今回マットレスを買い換える決意をしたタイミングでそんな素敵な週間が始まっちゃったものですから(いや、正確にはこの期間が訪れたから買うことにしたのか)、マットレスも無印で買ったれと思って、そうすることにした話です。

 そもそもわたしの睡眠事情ですが、休職前は毎日つかれて帰ってきておふとんにはいるのも深夜1時とか2時なのでぐっすり。
 だったのが休職後、眠りに入るまで時間がかかるようになったので、お医者さんに睡眠導入剤をいただきました。
 すると、眠れるようにはなったものの、夜中に何回か起きるように。起きるたびに寝入るのもつかれるから、7時くらいには身体をおこして活動するようにしたのですが、結局疲れは取れていないから昼間眠くなる。
 それから、睡眠導入剤をさらに強めのものにしてもらって、なんとか夜から朝まで途中で起きることなく眠るという調子です。

(…2週間前に、寝入ったと思ったらすぐに夢をみて起きて、また寝入ったと思ったら夢で起きてを3~5回繰り返してようやく眠りに入れる、けどやっぱり7時位には起きちゃうという数日間があり、、、あれは最悪でした)

 そして実家に帰ったある日、気付くのです。
「このベッド、寝やすい…!」
 自宅の寝具環境はといいますと、ベッドフレーム+使い倒された敷布団+ニトリのマットレス+無印のひとり用電気毛布+掛け布団でございます。
簡単に図をかいてみました(ひどい)。

 で、この使い倒された敷布団+ニトリのマットレス(薄め)の組み合わせが確実に良くないのだと気付くのです。

 実家のマットレスは厚み10cm以上の、いわゆるマットレス。しっかりしたやつです。そりゃあ寝やすいわけです。
 というわけで、マットレスを買い換えよう!と思いたったのはもう何ヶ月か前のことですが、タイミングが掴めていなかった所に無印良品週間が重い腰を上げる介添となってくれたのでした…。

 と、いいつつも結局動いたのは良品週間最終日。
 朝、家からほぼ同じ距離にある大きめの二店舗に電話をして、マットレスには何種類かあるが店舗にサンプルをおいているかを確認します。するとそのうちひと店舗ではほぼ全種類のマットレスをお試しできるとのこと!
 意気揚々で支度をして、途中スープストックトーキョーで昼食。
 東京ボルシチとなんちゃらの参鶏湯にして、ご飯やパンは付けませんでした!参鶏湯にご飯が入っていますからね。
 しっかりおなかも膨れて炭水化物カットになって、もちろんご飯分の料金は割引になって、女子におすすめです。

 お店へ到着。家具フロアへ向かってぐるりと見回すと、ありましたありました。ベッドが何台か。
 近づくとそれぞれ説明の札が掲げられていて、様々な種類のマットレスが展示されています。検討範囲内の5種に全部座ったり寝っ転がったりをしてみる。
バフバフ、ゴロゴロ。
ゴロゴロ、バフバフ。

 で、しばらくすると、胃の中に収められていた東京ボルシチと参鶏湯が上下左右に揺さぶられてちょっと気持ち悪くなっていることに気が付きました。
 ひとしきりお試ししたところでふうっと一息。

 ぼーっとしていると、『マットレス診断承ります』というPOPが視界に入ってきました。そしてそんなタイミングで現る、話しかけやすそうな柔らかい雰囲気の、グレーニットを来た女性スタッフさん。
「あの、ちょっと教えてほしいんですけど…」
 声をかけます。
 そのスタッフさんはわたしがバフバフ・ゴロゴロしていたのを見ていたようですかさず対応、どのようなマットレスがいいか話し始めてくださいました。

 一つの基準は寝転がった時に腰部分に手を入れづらいこと=マットレスがきっちり身体にフィットしているというサインだそうです。
 これがマットレスが身体に対して硬いと、出っ張った背中部分とお尻部分のみ支えられて腰は補助なし、腰に負荷がかかってしまうとのことです。なるほど~。(いい絵が載っているサイトみつけました)
 ということで、最終的に二種類のお試しをして、若干予算オーバー目ではありましたが約5万円のマットレスを購入することに!ようやく快適な睡眠が手に入るということです。歓喜。

 と、いうところで、一つ疑問。グレーニットのお姉さんに訊きました。
「枕も、寝心地には関係ありますよね?」
「もちろんです。マットレスとの相性も考えるべきではありますが、一つわかりやすいのは頭を据えてみた時に真上の天井・もしくは真上~真上から頭側5度程度の天井に自然と視線が向いていると、心地よく呼吸もできていい姿勢という合図ですよ。
 枕が高いと視線が前側にいっている合図で、自然と喉が閉められる格好になって苦しいですね。」

 その後、ひとまずマットレスのお会計をしにカウンターへ。
 ふと見ると、グレーニットのお姉さんの名札、裏面にはインテリアコーディネーターのライセンスカードが。
「そうかあ。やっぱり資格ってのは役立つよねえ」
 なんて思ってしまう、しがない休職者。

 収穫としてはマットレスを購入できたこと(なお、売り切れ中らしく来月21日に我が家へやってきます)、ご飯を食べた直後にマットレスのお試しは避けるべきということ、高くて喉の詰まる枕の買い替えも検討の必要ありということ。
 快適睡眠ライフを迎える器量は、わたしにはまだなかったようです。まけない。

この度は読んでくださって、ありがとうございます。 わたしの言葉がどこかにいるあなたへと届いていること、嬉しく思います。