見出し画像

2020.08.16 根室本線

北海道に短い夏がやってきた。道東となればなおさらである。唐突に爆誕した3連休、せっかくなのでいまだ撮ったことのない最果ての鉄路、花咲線を訪れることにした。旭川で友人と合流してレンタカーを駆り出す。真夏なのに肌寒く、霧に包まれた大地へと車を走らせた。

画像1
2020.08.16 厚岸〜糸魚沢
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
画像2
2020.08.16 厚岸〜糸魚沢
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

夜中に厚岸の道の駅に到着。一応の晴れ予報ではあったが、朝は曇りというかもはや霧が立ち込めていた。それでもロケハンはできるので、別寒辺牛湿原の俯瞰スポットをめぐる。いざファインダーを覗くと、湿原だからか霧でも最低限なんとかなるようだ。とりあえず場所を覚える意味でも登ってシャッターを切った。


画像3
2020.08.16 厚岸〜糸魚沢
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II
画像4
2020.08.16 厚岸〜糸魚沢
Nikon D7200 AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

昼前は列車がないので休憩し、昼のスジに合わせて再び俯瞰にアタックする。太陽もだんだんと顔を覗かせてきた。ここは午前の場所よりも若干糸魚沢寄りのため、線路がまっすぐ下に伸びるロケーション。手早く2台のカメラを構え、広めと望遠とをいただいた。いい具合に最果て感がある。


画像5
2020.08.16 別当賀〜落石
Nikon D750 AF-S Nikkor 28mm f/1.8G
画像6
2020.08.16 別当賀〜落石
Nikon D750 AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II

そのまま落石まで移動してきた。お立ち台の別当賀側に立つと、見事な青空と雄大な大地に敷かれた鉄路が視界に広がった。1本目はキハ54の単行。曇りがちな落石にしては文句なしの青空のもと撮影。しかし2本目を待っているとみるみる景色は霧に包まれていった。これは負けか……?と天を仰ぐも、霧の中でも背中から煌々と太陽が顔を出している。撮れた写真は不思議な1枚に。晴れているのに雲の中。こんな天気もあるんだな。