見出し画像

サービス業は褒めることが仕事


ひと昔前のイメージは、学校、塾、専門学校の先生、参考書や専門書を発行している出版社などで働いている方は、インテリな印象でした。また、教育業界ということで、ガツガツしてなくて、安定産業で、お給料などは、一部を除いて、すごく安いわけではないけど、すごい高いわけでもない、いわゆる安定した仕事、世界の印象でした。いずれにせよ、教育業界というのは、一般企業とは異なる業種という印象でした。

しかし、最近は変化していると思います。
塾、専門学校は、教育というよりサービス業
少なくとも、私立学校については、小学校であれ、大学であれ、年間100万以上支払ってくださるお客様となっているようで、以前、某有名私立大学の教授とお酒を飲ませていただいた時に、「明日土曜日、朝10時から三者面談なんだ」とおっしゃるのです。
「????先生、◯◯大学の教授ですよね大学の先生がそこまでやらないといけないんですか?」
とつい聞いてしまったのですが、先生の回答は、
「今の時代、大学なんてみんな入れる時代にわざわざ〔注有名大学〕うちの大学を選んで来て、年間120万以上も支払ってくれている大事なお客様なんです。だから、先生の指導が悪いからとか、ケアーしないとか、大学の雰囲気が不満があって辞めさせるようなことはあってはならないんだと。」
正直このレベルの大学で、そこまでのケアーまでが先生の仕事だと言ってしまうと、おそらく日本の少なくとも私立大学だとほとんどが、ブラック状態だろうなと思います。近年、多くの教員がブラックだと問題になっていますが、大人の対応で十分なはずの有名大学でもそんな状況なので、教師という仕事全体がブラック化しているのだろうなと思ってしまいます。

教育産業全体が、サービス業になることで、大学に限らず、専門学校であれ、日本語学校であれ、先生が親身になってくれること、指導の質が向上することは生徒の立場としてはとても嬉しいことです。
しかし、ブラック化を解除するには、あくまでいい意味でサービス業に徹して、対価に値しない、指導はやらなくてもいいのでは?教師が、指導者が疲弊してしまうサービスは必要ないのではと思ってます。なので、どのような業界の指導者であれ、貰っているお金以上は頑張らなくて私はいいと思ってます。それが本来のサービス業だと思うのです。お客様は神様ではないと思うのです。

特に、日本語教師の世界は様々なところでかなりブラックだとおっしゃってる方が多い産業だと感じてます。
ひと昔前の熱心な先生のイメージだと、良く言えば親切、悪く言えばお節介な方が多かった気がします。
なので、熱くなりすぎて、叱りすぎたり、感情的な先生も多かったと思います。特に日本語教師のような異国から来てる生徒さんを指導するとなると、一層熱くなってしまうのもわからないでもないです。
しかし、近年は、叱るというもなかなか難しいだろうなと思うのです。聖職として考えると、説教も仕事なのかもしれませんが、サービス業と考えると、少し違うのかなとも思います。

褒める褒める褒める

そして、気持ちよく勉強してもらう、継続してもらう、そして良い結果をだしてもらう…。

そしたら💰も入る…。

そんな甘いものじゃないよとおっしゃる方がほとんどだと思いますが、

近年は、教師もサービス業の精神で、ある程度割り切ったところも必要なのでは?と思うのです。

サービス業は、褒める指導をすること!

いや、ちゃんと叱って欲しい人もいる!と怒る人もいらっしゃると思います。


個人的には、褒めるも難しいし、特に日本人は下手だと思いますが、叱るはもっと難しいと思ってます。素人にとっては、褒める以上の技術が必要だと…。また、叱るは一歩間違えると、いじめ、パワハラ、暴力になる危険性もあったり…。じゃー一切叱らないのか?それは無理だと思うので、そこは対策が必要だと思います。

その辺りもまたどこかで書こうと思います。

褒め方にコツがあるのでは?と

余談ですが、Hマンの先生方は、もちろん指導者としてのスキルも高い方が多かったですが、サービス精神がとても素晴らしい先生もかなりいらしたように思えますし、そーいう先生のほうが、個人的は好きでした。
昔の小学校や中学校の先生のような雰囲気を漂わせてる先生もごく稀にいらっしゃいましたが、個人的には苦手でした…。

情けないことに、氷河期世代の人間には、褒めるに重点を置いてくださってる先生じゃないと何事も続けられません…。


今日は、この辺で、最後までお読みいただきありがとうございました。


今日のビールは南紀白浜のナギサビールです🍻
ついに明日からソトノミできるようになりますね🍻


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?