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デジタルカードゲームのMARVEL SNAPに関連する記事のまとめ
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2022年11月の記事一覧

MARVEL SNAP状況判断ケース集5

MARVEL SNAPの重要な判断ポイントの前後を振り返り、状況判断を学ぶケース集5 ケース13(VS ウォンデッキ)状況 6ターン目。後攻。 相手はウォンを使って公開時効果2回発動のシナジーで相手を圧倒するデッキ。それだけに動きが読みやすいので、5ターン目のホワイトタイガーはエアロを使って妨害した。そのあとの6ターン目、ここで先行ならマグニートーでウォンを引っ張ることもできるが、それはできない。相手の動きとしては、中央にドクター・ドゥームをプレイと予測。その場合、ロケー

MARVEL SNAPカード考察「ポラリス」

MARVEL SNAPの個別カード考察5つ目は「ポラリス」。派手さはないが、非常に優秀な1枚だ。 能力と基本仕様ポラリスの基本性能 コスト:3 パワー:5 能力:公開時 相手の1コストカードまたは2コストカード1枚を、このロケーションに移動させる。 3コストカードの標準パワーは4(無能力カード基準)なので、ポラリスはコスト比パワーで標準以上に強いカードだ。こういう場合、能力の方がデメリット効果であることが普通なのだが、ポラリスはそうでもない。相手の低コストカードを自分のロ

MARVEL SNAP状況判断ケース集4

MARVEL SNAPの重要な判断ポイントの前後を振り返り、状況判断を学ぶケース集4 ケース10(VS 永続デッキ)状況 6ターン目。こちら先行。 相手は永続デッキ。左は奪われ、中央はほぼ確保。右はやや有利。 相手の動きとしては、スペクトラによる全体バフを想定した。右ロケーションにスペクトラを置くことで左右を取りに来ると予想し、中央にマグニートーを配置することで、ウォーパスなどの中核戦力を引っ張って中央・右を確保して勝つ戦略。 結果 相手の動きは予想とは異なりデストロ

MARVEL SNAP状況判断ケース集2

MARVEL SNAPの重要な判断ポイントの前後を振り返り、状況判断を学ぶケース集2 ケース4(VS ストームグッドスタッフ)状況 6ターン目。先行。 中央ロケーションはストームを出されたあと、ジャガーノートで確保。 左ロケーションも有利。右ロケーションのみ不利だが右ロケーションに10点積んで勝負。 結果 左ロケーションに相手はドクター・ドゥームをプレイして、全体が+5。左はアンジェラも+2.真ん中ロケーションは奪われたが、左はキープ、右ロケーション同点で、総合パワー

MARVEL SNAPカード考察「グリーンゴブリン/ホブゴブリン」

MARVEL SNAPの個別カード考察4つ目は「グリーンゴブリン/ホブゴブリン」。いつもは1枚ずつだけど、兄弟みたいな2枚なのでセットで考察 能力と基本仕様グリーンゴブリンの基本性能 コスト:3 パワー:-3 能力:公開時 相手はこのカードのコントロールを得る ホブゴブリンの基本性能 コスト:5 パワー:-8 能力:公開時 相手はこのカードのコントロールを得る 通常のカードと異なりパワーがマイナスになっており、公開時能力によってマイナスを相手に押し付けるという特殊なカー

MARVEL SNAP状況判断ケース集1

MARVEL SNAPは状況判断が重要なゲームだ。自分自身の状況判断の振り返りのために、ポイントポイントでスクリーンショットを残すことを始めた。ほとんど自分自身の振り返り目的だが、Noteを使ってケース集を作っていこうと思う。 ケース1状況 5ターン目。こちらが先行でこの状況。赤枠がこのターンに出したカード。ここに至るまでの経緯としては、3ターン目にお互いにクロスする形でストームを出し合い、4ターンにそれぞれの陣地を確保。残る1つのロケーションは監獄で5ターン目が実質最終

MARVEL SNAPカード考察「マキシマス」

MARVEL SNAPの個別カード考察3つ目は「マキシマス」。これまでの「デアデビル」、「インビジブル・ウーマン」に比べるとシンプルな能力のカードだ。それでは見ていこう。 マキシマスの能力と基本仕様マキシマスの基本性能 コスト:3 パワー:7 能力:公開時 相手はカードを2枚引く 3コストカードの標準パワー(無能力の3コストカード基準)は4なので、パワー7は破格の強さだ。能力が基本的にはデメリット効果として作用するため、デメリット分がパワーに上乗せされているようなカードだ

MARVEL SNAPカード考察「インビジブル・ウーマン」

MARVEL SNAPの個別カード考察2つ目は「インビジブル・ウーマン」。前回の「デアデビル」に続いて、情報の非対称性で有利を得るタイプのカードで、どちらも開発者のベン・ブロード氏が好きなカードで挙げていたもの。そして私もどちらも好みの能力ということで、取り上げる。 インビジブル・ウーマンの能力と基本仕様 インビジブル・ウーマンの基本性能 コスト:2 パワー:2 能力:永続 このロケーションにプレイされたカードは、ゲーム終了時まで公開されない 2コストカードの標準パワー

MARVEL SNAPカード考察「デアデビル」

MARVEL SNAPのカードには仕様や効果に特徴的なものが多く、TIPS的なものも含めて色々考察のやりがいがある。そこで、個別カードの考察記事を書いてみようと思う。(続くかどうかわからないけど)最初は「デアデビル」から。 デアデビルの能力と基本仕様デアデビルの基本性能 コスト:2 パワー:2 能力:ターン5に、相手のプレイ内容を先に確認してから自分のプレイを行える 2コストカードの標準パワー(無能力の2コストカード基準)は3なので、能力のプラス効果の分だけパワーが1少なく

MARVEL SNAPは欲しいカードを簡単に入手できるようにすべきなのか?

公開される映画とタイアップした新シーズンが始まり、ますます盛り上がってほしいMARVEL SNAPであるが、twitterやブログ記事などを見ていると不満の声も散見されるようになってきた。理由は明確で、それなりにプレイしてきた人のほとんどがプール3と呼ばれるカテゴリーに入ったからだ。MARVEL SNAPはいくら課金しても、いくらプレイしても現状カード入手の速度は一定以上にはできない。さらに入手できるカードは基本ランダムで欲しいカードを選んで入手することもできない。入手カード

MARVEL SNAPの野心的な試みは成功しているのか?

先日の記事でMARVEL SNAPがいかに既存のデジタルカードゲーム(DCG)の課題に対して野心的なアプローチを取ろうとしているのかを紹介した。 MARVEL SNAPがリリースされてからおよそ2週間が経過し、最初のシーズンが終わろうとしている今、これらの野心的な試みがどの程度上手くいっているのか、おぼろげながらも見えてきたように思う。そこで今回は見えてきた問題点などにも触れながら、MARVEL SNAPの現状を見てみたい。ところで、本稿を書こうと思ったきっかけがある。それ